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中谷美紀 何かと縁ある神戸を訪問!三島有紀子監督「復興を遂げた美しい神戸を映画に残したい」

中谷美紀 何かと縁ある神戸を訪問!三島有紀子監督「復興を遂げた美しい神戸を映画に残したい」
中谷美紀と三島有紀子監督が神戸市を巡った

 女優・中谷美紀(39)が14日、主演映画『繕い裁つ人』(監督:三島有紀子/配給:ギャガ)神戸キャンペーンと題して、兵庫・神戸市内の各所を三島監督とともに訪れた。

 講談社ハツキスにて連載中の人気コミック『繕い裁つ人』を実写映画化。祖母が始めた仕立て屋「南洋裁店」を受け継いだ2代目店主・市江(中谷)が仕立てる“人生を変える一着”と、彼女を取り巻く人々の心の変化を描いた作品となっている。そんな本作は神戸にて撮影されたため、このたびの訪問となった。

 まず、2人が向かったのは神戸市役所。久元市長と兵庫県洋風商工業協同組合理事長・井場氏を表敬訪問。久元市長は「これから映画を拝見するのが本当に楽しみ。映像や写真を拝見すると、神戸が綺麗だという事だけではなく、”ものづくり“という部分に焦点を当てていただいているのを感じます。ここ神戸でそのような映画を作って頂いたことが本当にうれしく思います」と、感想を伝えると、三島監督は「『大切につくられたものを大切に使う』そういう事をきちんと伝えられたらと思って、この作品は約8年越しの思いで作りました。私自身神戸女学院出身で、震災も経験しています。力強く復興を遂げた美しい神戸を、映画に残したいと思って撮影しました」と、阪神・淡路大震災から20年ということも意識しての作品だったことを明かす。

 中谷も「神戸の復興を象徴するような映画になっているかと思います」と、相づちを打ちつつ、「日本人の手仕事は世界に誇る技術を持っていますが特に神戸はそういう方が多いですよね」と、自身が思う神戸の印象を語ると、井場氏が「中谷さんの演技が本当に素晴らしく、本物の職人のようだった。手さばきも立派」と言い、それに中谷は、「じゃあ、雇って下さい(笑)」と、返して場内を沸かせていた。

 続けて2人は兵庫県庁へ向かい金澤副知事を訪問。ロケ地の選定に金澤副知事がお礼をいう中、三島監督は、「洋裁店の『旧平賀邸』を探すのには本当に苦労しましたが、スタッフがここのアイデアを持って来た時は『ここだ!』と思いました。グッゲンハイムも歩いて探しましたし、神戸女学院は、母校でもあるのであらゆる手をまわして、初めて映画の撮影を行う事ができました」と、決まった時のことを明かしていた。

 最後に神戸国際松竹での神戸プレミアム試写会に出席。中谷は、撮影期間が16日だったことを明かし、「徹夜も続いて立ったまま寝るスタッフもいました。大変だった分、思い出深いです」としみじみ。さらに、神戸、兵庫には何かと縁があるという中谷は、「『軍師官兵衛』や映画『阪急電車』も全部兵庫県で撮影しまして、本作もそうです」と、思い出深げ。

 一方の三島監督は、「震災の記憶が鮮明に残っているので、今回の撮影で灘丸山公園にロケハンに行って神戸の街を見渡した時は、涙が出そうになりました」と、思い出を語っていた。

 映画『繕い裁つ人』は1月31日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー!

 ※記事内画像は©2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会

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