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諏訪部順一 お茶目すぎるブリアレオス生アテレコ!「アップルシード アルファ」初日舞台挨拶開催

諏訪部順一 お茶目すぎるブリアレオス生アテレコ!「アップルシード アルファ」初日舞台挨拶開催
「アップルシード アルファ」の初日舞台挨拶が開催!(写真は左からブリアレオス、諏訪部、小松、悠木、高橋、荒牧監督)

 CGアニメーション映画『アップルシード アルファ』(監督:荒牧伸志/配給:アニプレックス)初日舞台あいさつが17日、東京・新宿バルト9で開かれデュナン役・小松由佳、ブリアレオス役・諏訪部順一、アイリス役・悠木碧、オルソン役・高橋広樹、荒牧監督が登壇した。

 漫画家・士郎正宗氏による人気シリーズ作品『APPLESEED』を3D CGでアニメ映画化。これまで劇場では2004年に『アップルシード』、07年に『EX MACHINA -エクスマキナ-』2作が公開され、2011年にはネット配信などがされた全13話のアニメ『APPLESEED XIII』が展開されたが、本作ではその前日譚に当たる物語が展開されており、新たに仕切り直した“リブート”されたものとなる。メインテーマに中田ヤスタカの音楽ユニット『CAPSULE』の楽曲『Depth』を起用していることでも話題となっている。物語は元SWATの女性兵士・デュナンと、その相棒でサイボーグとなった元恋人のブリアレオスが繰り広げる人類の未来を懸けた戦いを描く。

 イベントがスタートすると、ブリアレオスも登壇。なぜかそのブリアレオスにまでマイクが回されると、諏訪部がその場で後ろを向き生アテレコしだし、「きょうは『アップルシード アルファ』にご来場頂きありがとう。ちなみに申し上げておくが、俺は少年の心と体を癒やしたりはしないぜ。加えて言うならウサギの妖怪でもないぜ。さらに、犯罪傾向のあるやつを逮捕したりもしないからな。そこんとこヨロシク!」と、お茶目すぎるあいさつで、観客を笑いの渦に巻き込んだ。

 司会から小松と諏訪部へ過去作を観たのかという質問が飛んだが、これに諏訪部は「極めてナーバスな質問ですね」と、言いつつも、「過去作はリアルタイムで観ておりまして、記憶があるなかでどう演じていくかというのに心を砕いた感じです。ハンパないプレッシャーを感じながら演じました。今まで演じられた方が作ったブリアレオスの雰囲気に似せようとかということではなく、改めて性格付けや立ち位置というのを自分の中でゼロからキャラクターメイキングをして演じました。だから、諏訪部が演じたブリアレオスも『ありだな』と思っていただけたら幸いです」と、しっかりまとめる。

 一方の小松は、「一度オーディションで映画の前の作品のデュナン役を受けたことがあって一度落ちているんです。ハッキリ言ってその作品は悔しくて悔しくてちょっとしか観ていません。それで今回のオーディションのお話が来た時に、受からないだろうなと思っていたんですが受かった」と、ぶっちゃけた返答。すると、荒牧監督がこれに反応し、「落ちたのってTVシリーズですか?」と言うと、小松はうなずき、荒牧監督は「よかった!僕の作品じゃないんですね」と、胸をなで下ろす一幕もあった。

 諏訪部は、小松の印象について、「デュナンの絵と小松さんの声がしっくりしていて、すんなりパートナーとしてやっていけるなというのを第一声で感じたので、収録はとってもスムーズというか気持ちよくでした」と、評すると、逆に小松は、「有名な方なのでドキドキしていましたけど、とても紳士な心配でとてもおだやかな現場で、(アフレコが)始まって(ブリアレオスと)言葉を交わすと、劇中で付き合っているようなカップルのような雰囲気を出せたのかなと思いましたね」と、息もピッタリだったそうだ。

 その後、話は“ブリアレオス”という名詞の発音の話題に。高橋はアクセントをどこに置いたらいいのかということを何度も確認したエピソードを明かしたり、悠木は、「私、“ブリオレアス”って言っちゃって」と、はにかむ様子も見せていた。

 ほかにも、本作が“フォトリアル”というモーションキャプチャーを駆使した実物等身大のリアル描写の3Dアニメーションで制作。現実の質感に近づけたため肌の質感やライティングも現実に近いものに仕上がり諏訪部は「めちゃリアルってことです」と、ざっくりと解説。

 その仕上がりに高橋は戸惑ったそうだが、「最初アニメのお仕事と聞いていたんです。それで自宅でリハーサルをしてからスタジオに臨んだんですけど、自主練習しようと思ってDVDを流してみたら、『あれっ?実写映画じゃん?作品間違えたかな?』と思ったんです。でも、デュナンが出てきたくらいのところで、あっ、CGなんだと思うくらいの感じです」と、熱弁。悠木も「重みとかを『絵でこんなに表現できるんだ!』って思いました!楽しみにしててください!」と、アピールしていた。

 最後に諏訪部が、「自分の中でも大切と思える作品ができました」と、自信作であると語り荒牧監督からは、「『アップルシード』は僕が最初に長編映画として手がけた、チャレンジの連続で作り上げた大事な作品です。今回も同じような気持ちで、もう一度チャレンジするという意味でリブートした作品です。力が入っています」と、思いの丈とともにPRしていた。

 『アップルシード アルファ』は17日より公開中!

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