3人組フォークグループ『海援隊』で俳優・武田鉄矢（65）、中牟田俊男（65）、千葉和臣（63）とアイドルグループ『赤マルダッシュ☆』の北澤鞠佳（19）、玉城茉里（20）、川村彩花（17）、大西菜友（16）が8日、東京・渋谷の代々木ゼミナール本部校代ゼミタワーで『マルちゃん「がんばれ！受験生 応援会 2015」』に登場した。
“3年B組金八先生”で知られる武田が大学入試センター試験を直前に控えた受験生への特別授業を行うというのもので、2008年から開催され今回で7回目。武田プロデュースの『赤マルダッシュ☆』と『海援隊』が受験生への応援に駆けつけた。
マリンブルーのジャケットにチェックのベストというコーデで登場した武田。浪人時代に毎日、坂本龍馬の写真に向かってお願いしたにも関わらず、地元の大学に通うことになったが、それが『海援隊』結成につながったエピソードから始まり、2011年に他界したApple社元会長の故スティーブ・ジョブズ氏の名スピーチである“ドット（点）”のことを引用しながら勉強する意義のことを解説しだし、「なんのためか分からない。でも、そういう人生の点がやがて君たちの人生の中で、点を結ぶ時が来る。そこで、なぜその点を打ったのかと分かる。人生は生きてみなければわからない！」と、熱弁。
さらに、「なんにも得しないのに妙に勉強したくなるときがあります。そのときはその勉強をしておいてください。人生は足し算と引き算では計算できません！それがジョブズが言うところドット、点です。その点はやがてあなた達の人生で結んだ時にはじめて意味を持つ、そのドットになるはずです」と、真剣に耳を傾ける集まった受験生へ語りかける。
漢字の話題となり、「口」（漢字学で「サイ」）が甲骨文字で「祈りの言葉を入れた器」であると解説し「このサイ（口）にムチを加える身構えた姿が可能性の『可』になります！己の可能性を求めるということは神に向かって祈りをかけ、神に向かってムチをふりあげるという強い決心で臨むことを可能性の『可』という文字になりました。寒い季節になりますが、もうひと頑張りです、強い思いで大学合格を願っている諸君ならば、右手にしっかりムチを持って、ここからさらに追い込んで頑張っていただきたい、可能性の『可』という文字を諸君に送ります。健闘を祈ります！」と、檄を飛ばした。
そんな“熱血授業”を行う武田に、受験生から「謙虚でおられる秘訣はなんですか？」との質問が。これに武田は「自分で今一生懸命に言い聞かせているのは『金八先生は終わったんだぞ』と。『お前は1つのキャラクターをやり終えたんだ』と。『お前は金八先生じゃないんだぞ』。あれは仮に演じたものだから。演じたキャラクターを自分だと思っていると芸能界はえらい目に遭う。そういう失敗例をいっぱい見てきた」と、“自戒”と返答するなど、人生の先輩としてキッチリ返答していた。
その後、『赤マルダッシュ☆』による楽曲『赤マル急上昇ダッシュ！！！！』のパフォーマンスに続いて、『海援隊』が『贈る言葉』と応援ライブが行われ、武田が『贈る言葉』が失恋経験という暗い“ドット”を元にした歌詞であることを告白しつつ、「可能性の『可』を2つ重ねて、横で激しく祈ることを『歌』といいます。この辺も歌のオモシロさです！」と、激励。
囲み会見では、特別授業の感想を聞かれた武田は「慣れてきましたね。最初はドキドキしてたんですけど、まあまあの出来だと思います。受験生諸君もホントに楽しんでくれてるみたいなんで安心しました」と、安どの表情。ちなみに、熱弁を振るっていた授業内容は開始直前に内容をまとめたと明かし、報道陣を驚かせた。
本特別授業の昨年に続き2回目の登場となった『赤マルダッシュ☆』へ、受験生にもファンがいたことに武田は「ホッとしたよ！オレ！1回目とは違って声が飛ぶようになったなぁと思って横で聴いていました」と、プロデューサーとして胸をなでおろした姿に赤マルダッシュ☆のメンバーも笑み。
そこで、報道陣から『赤丸ダッシュ☆』へ、「武田プロデューサーからお年玉は？」と質問が飛ぶと「もらってないですね～」と視線が武田に集まると「まだ厳しく！」と、ピシャリ。続けて、武田は「オレ最近、子どもたちに人気あるんだぜ！『妖怪ウォッチ』にニャンパチ先生っているんだぜ。それがお年玉の話でした！もう少しステージが上手になったら！」との言葉を贈りメンバーも「頑張ります！」と、苦笑いだった。
そしてアニメ『妖怪ウォッチ』（テレビ東京系）で“ニャンパチ先生”が登場した話になると「バカにしてたんだけど態度すっかりかわっちゃって。嬉しくなっちゃってね～。『3年Y組ニャンパチ先生』を知ってる人から観せてもらったんですよ。なんか嬉しくてね～。自分の中では終了した仕事なんだけど子どもたちの『妖怪ウォッチ』の中であのキャラがネコに化けて生きてる。ちょっとうぬぼれも進んじゃって、『ジバニャン』ってオレじゃないか！だってトラックの前に飛び出してひかれたネコでしょ？俺はまぁ、トラックが止まったから、俺のマネして轢かれたネコがいるとなると『ジバニャン』は他人じゃねぇ～な～と。今、割と心弾んでいるんですわ。ニャンパチ先生とかジバニャンに会ってみたいですね。関係者のみなさんひとつよろしくお願いします！」と上機嫌でアピール。
その“ニャンパチ先生”話は止まらず、「終了した作品がどこかで息をしているのが嬉しいんですよ！終了しても息をしてる実感。あんまり垢抜けしないニャンパチ先生とか『ボクは死にませ～ん』と言わんばかりにトラックの前に飛び出してゆく果敢なジバニャンとかはわが魂の化身だと思うと。どっこい、おじさんもおっとりと良き老人になろうなんて思わずに、もっと欲張って自分のキャラを作らないと思って。お願いは『妖怪ウォッチ』でネコの格好をしたキツネとタヌキが出てくれると嬉しい！ちょっと欲張りました～」と、武田主演の往年の名作ドラマ『101回目のプロポーズ』（フジテレビ系）とジバニャン誕生のエピソードがシンクロしたようだった。
最後に受験生へのメッセージを求めると、「これから厳しい季節になると思いますけど、きっと長い人生の中ではこの受験に向かった一瞬というのはすばらしい君たちの力をつけるジャンプ台になる、季節だろう、そういう思い出だろうと思います。ぜひ頑張ってください！心から健闘を祈ります！」と、熱い言葉を贈り会場を後にした。
『マルちゃん がんばれ！受験生』2015年1月1日より全国で発売中！
親子うどん
麺づくりで点づくり 和風だし醤油味
俺の塩で俺は勝つ ちゃんぽん味焼きそば
各170円（税抜）
ホッとするワンタン 生姜風味のたまごスープ
155円（税抜）
