女優・剛力彩芽（22）と俳優・桐山漣（29）が19日、東京・台場のフジテレビ・マルチシアターでDVD『バックハグ～アフィリエイトがつなぐ恋～』（ポニーキャニオン）発売記念イベントを開き、司会は同局の松村未央アナウンサー（28）が務め130人が集まった。
東大受験に失敗し、四浪が決まった地方女子（剛力）と、東大卒ながらアフィリエイトで生活する引きこもり男子（桐山）。そんな「絶対にくっつかないはずの男女」がとある部屋というワンシチュエーションで出会い、惹かれ合っていく姿が描かれる。本作は日本初の24時間総合編成インターネットチャンネルとして、今年 3月にサービスを開始した『フジテレビNEXTsmart』開局記念作品として放送されたスペシャルドラマとなっている。
クリスマスを意識したような赤いワンピース姿の剛力と、カジュアルな装いの桐山。事前に行われた会見では、2人にとって初のワンシチュエーションドラマとなったが、苦労した部分を問われ、桐山は、「短い期間でギュッとタイトな撮影だったので夜までババババッと撮影で」と、スケジュールだったことを話すと、剛力は、「決して広くはない部屋でスタッフさんとギュッとなっているというのは、ちょっとあって（苦笑）。たまに、気分を入れ替えたり、空気も入れ替えたりして」と、人の密度がストレスになり大変だった様子。
さらに、剛力は、「引きこもりという設定の部屋なので、カーテンも閉めきってるんですよ。朝か夜かも分からなくて、私は玄関に出るシーンがあるので、そこで気分転換していました」という。そんななかで、リフレッシュ方法について、桐山が「小道具で冷蔵庫の中に魚肉ソーセージがあって、朝方に撮影が終わって、それを食べれるというということになって、あれテンション上がったよね！」と剛力に振ると、剛力も「ご褒美みたいな感じでしたよね！」と、苦労をともにした2人に笑みがこぼれた。
そんな、少々過酷そうな撮影だったが、剛力は、「挑戦できるという面で、役者としてはいい経験をさせて頂きました」と、前を向くと、桐山も「なにせ2人だけだから息も合ってないといけないし」と、うなずく。
作品では、後ろから抱きしめるという「バックハグ」がタイトルに入っていることから松村アナウンサーから、「流行語の壁ドンとどっちがされてみたい？」と質問すると、剛力は「それはワガママにどっちもされてみたいです。お芝居でしかされたことないので。ただ、なかなか自分が思いを寄せている人に『壁ドンして』『バックハグして』と言えないものではないので、幸せなときにしていただけるシチュエーションなのかなと。それを夢見て素敵な女性になりたいと思います（笑）。ただ、バックハグの方が大人っぽいイメージがありますよね」と、乙女な一面もチラリ。
一方の桐山はどちらもやったことがあると、サラリと話しつつ、「壁ドンを『やって』と言われてノリでリクエストに応えただけで。反応は『んー』みたいな感じで、やってといわれてやるもんじゃない（苦笑）」と、実感を込める。ちなみにクリスマスについてどうかと質問も飛んだが、「クリスマスの冬の時期にみなさんが思い描くような、ロマンティックさを楽しむ機会がないんです。冬か夏かという夏のほうがモテるので、あまり縁がないんです」とも話していた。
最後に剛力から、「短期間で撮ったなかで自信を持って観て頂ける作品だと思います。この作品を観ていただいた方が、自分が向かっているところは間違ってないんだなというのを感じてもらえたら」とアピールすると、桐山は、「ワンシチュエーションで知らぬ2人が出会って、そこから生まれる恋だったり、惹かれ合っていくというのが本作の魅力ではないかと思っています。なかなかリアルな世界では味わえないような、バックハグという行為もそうですが、夢のある作品になっていると思いますので、夢を抱きながら観て頂ければ」と、メッセージを寄せていた。
DVD『バックハグ～アフィリエイトがつなぐ恋～』は3800円（税別）で好評発売中！
