アイドルグループ『アイドリング！！！』が11月24日、東京・NHKホールで行われた14thLIVE『井の中のアイドリング！！！大海でバタアシング！！！ 菊地亜美アイドル卒業までのカウントダウン』夜公演を行った。昼夜2回公演で6300人のファンが集った。
50分ノンストップメドレーや想い出のユニット特集など、あみみの6年半がギュッと詰まった200分。その締めくくりは、各期からの送別の言葉と、あみみからの感謝の言葉。
NEO期生
“ふるまゆ”古橋舞悠（16、31号）、“せきまゆ”関谷真由（19、32号）、“るかぴょん”橋本瑠果（15、33号）、“さとれな”佐藤麗奈（16、34号）、“ミケーラ”佐藤ミケーラ倭子（18、35号）
代表してさとれなが、よもうとするも涙で鼻をすする音だけがマイクから流れる。会場から、「がんばれー！」の温かい声援が響き渡る。
「あみみさんと出会っと1年半くらいが経ちましたね。誰よりも一緒に過ごした時間は短かったけど、NEO期みんな、あみみさんを目標にいろんなことを頑張ってきました。卒業を発表してから3ヶ月間、メンバーと想い出は作れましたか。私は作れました。あみみさんに教えてもらったアドバイスは、少しずつ実行しています。やりたいことを書いたり、口で言ったり。あみみさんには言ってないですが、隠れてやってました」
あみみ「言ってよ。言ってよ～」（会場も爆笑）
さとれな「卒業する前に、もっといっぱい話せばよかったって後悔は、NEO期みんなでしてました。そして、他のメンバーは絶対にNEOに入りたくないと言うなか、あみみさんは一番にNEOに入りたいと言ってくれて、すごく嬉しかったです」
あみみ「みんなそうだったんだね」（会場から笑いが）。
さとれな「でも、今日一緒にNEOになれて、最後の『mero mero』（決めゼリフ）は奪われたんですけど（笑）夢がかなってよかったです。卒業しても、このアイドリング！！！を好きでいてください。ずっと憧れの先輩です。ずっと輝き続けてください。いつまでもNEO期はあみみさんのことが大好きです。短い間でしたけど、ありがとうございました」
5期生
“くるみん”高橋胡桃（17、27号）、“カレン”石田佳蓮（18、28号）、“らむたん”玉川来夢（17、29号）、“レイア”清久レイア（15、30号）
代表してくるみんが読もうとすると、「おお、大丈夫？マネジャーさんとか書いてない？」と、ツッコムあみみに会場爆笑。
くるみん「あみみさんへ、卒業おめでとうございます。本当にあと少しであみみさんがアイドリング！！！でいる時間が終わってしまいますね。私たち5期生は加入して3年になりますが、あみみさんと会話らしい会話をしたことがありません（笑）ずっと、あみみさんに嫌われていると思っていて、話しかけられませんでした」
あみみ「え～そんなことないよ～」
くるみん「そして、ちょっとこわかったたです（会場拍手と爆笑）。でも、卒業発表したあたりからあみみさんとすごく話しやすくなって、仲良くなれたんじゃないかなって勝手に思ってます。これからも個人として頑張ってください」
あみみ「大好きだよ。卒業すると決めた時から、今の時間がもったいないなぁと思って、5期生にすごい、私も自分から話しかけるこう見えて緊張しちゃうわけ、後輩に。けっこう話かけてたのわかった？」
4期生
“るぅちゃん”倉田瑠夏（18、22号）、“ゆうな”伊藤祐奈（19、23号）、“オジー”尾島知佳（20、26号）
あみみ「オジ？」と、驚く。さにらに、オジーが胸の谷間に手を突っ込んで髪を取り出したのを見て、「どっからだしてんの？NEOとか高橋は、可愛い封筒に入れたり、イラスト書いてくれたりしているのに、さっき書きましたみたいな」と、あみみ一流のツッコミ。
オジー「個人的な手紙になっちゃうかもしれないけど。あみみさんと仕事の話、プライベートの話、ほかにもどうでもいい楽しい話をたくさんできるようになってから、まだ半年近くしか経ってないね。なんでもっと早く打ち解けられなかったんだろうって後悔してます。でも、卒業する前に仲良くなれてよかった。友だちに合わせてくれた時、すごくうれしかったよ。これからは仕事に余裕があるとき、何か悩みがある時、知佳に会いたくなったら、いつでも連絡してね。メールくれたら返事するよ」
あみみ「4期だよね？ごっちゃん（後藤郁）もメールくれたの。『卒業おめでとうございます』って。卒業の先輩だから」
3期生
“ゆりっぺ”橘ゆりか（21、19号）、“あいちゃん”大川藍（21、20号）、“かえぴょん”橋本楓（17、21号）
代表してかえぴょん。涙で顔をぐしょぐしょにしながら、マイクを持って封筒から手紙を出して・・・両手がふさがってしまい手紙が広げられないかえぴょん。「ちょっと持ってて」と、封筒をあみみに渡す。これに会場も大爆笑と拍手で湧く。
「あみちゃんへ、卒業おめでとうございます。あみちゃんは楓が3期生で入ったときからずっとかわいがってくれてて、お菓子買ってあげようかとか、アイス買ってあげようかとか、洋服もたくさんくれたし、あみちゃんに顔を触られすぎて楓の肌が荒れたって言われた（大爆笑と拍手）けど、一番かわいがってくださった先輩でした。いまではあみちゃんと仲良くなれて、尊敬するところがたくさんあります。いつも周りを見て、みんなのことを考えてくださっているところ。あみちゃんが卒業するのは、すごくさみしいけど、楓が一番好きなテレビ番組は亜美ちゃんの出てるバラエティー番組なので、これからも楽しみにしています」
1期生
“とんちゃん”外岡えりか（23、6号）「あみが卒業することはかなり前から心構えをしていました。やっぱり菊地亜美として、一人で活躍してて、心構えをずっとしてたんですけど、いざ今日やっぱり思うのはもっとちゃんと話したかったなって…伝えたいことも伝えてないんだろうなって。なので今日は最後に…亜美の仕事に対する姿勢をずっと尊敬していました。アイドリング！！！卒業生として菊地亜美ひとりで頑張ってほしいなぁと思います。卒業おめでとう」
“ルーリー”横山ルリカ（23、9号）「私は、アミちゃんで印象に残っているのは、まだ、1期生も9人いて、2期生も9人いて。あみが収録終わって泣いたり、収録でもネガティブな発言して涙しているというのが印象強くて。めちゃくちゃマジメなんで、すごく心配してたんですけど、あみちゃんがラジオを1人でレギュラー始めるってなったときに、他の人のラジオを何十回、何百回聞いて研究したって話を聞いたりとか、バラエティー番組に出るときは、あらかじめちゃんとどういうコメントを言った方がいいかとか、いっぱい考えてるって話を聞いた時に、その努力が報われて、いまいろんな有名な芸能人の人といっしょにたくさんテレビにでて、それをうちでみるのが幸せだなと。アイドリングの顔としてここまでがんばってくれて感謝しています。ありがとう」
あみみ「2人は優しい先輩だから、2人の間を自由に泳がせてもらって。私もリハとか全然出れなかったりしたんですけど、2人がすごいフォローしてくださって、本当にいい先輩を持ったなぁと思いました」
2期生
“うめこ”河村唯（25、12号）、“せりな”長野せりな（20、13号）、“さかっち”酒井瞳（25、14号）、“あさひ☆”朝日奈央（20、15号）、“ひぃちゃん”三宅ひとみ（22、17号）
さかっち「1時間ぐらい酒飲みながらしますか」
あみみ「中学生だったのに、みんなお酒飲めるようになったね」
うめこ「卒業前だからもう言うけど、あみちゃんが番組とかでちょいブスって言ったり、お母さんをディスったり、正直こいつなんなんだろうって思ってました。でも、よく考えたら私のことばぁーと言ってくれるってことは私のこと好きなんじゃんって思って」
あみみ「うめこのことすごい好きだよ」
うめこ「そこから妙に好きになって。プライベートでもお酒一緒に飲んだり、話したいなって思う仲になりました。これからお仕事大好きと行っていたから、お仕事がんばっていくと思うんですけど、私もずっと応援してるので頑張ってください」
せりな「あみみには、本当に罵倒されたりしたこともあったけど、何だこいつと思って、距離をとったこともあったし。だけど、飲みに行こうと行う約束も。全然、実現してない」
あみみ「いってたねぇ～」
せりな「リハで泣いてたじゃん、私。リハの『さよなら・またね・だいすき』で泣いてて。だけどディスられたことを思い出したらふつふつと怒りが湧いてきて。（笑い）これからいっぱい遊びたいなと思います」
さかっち「6年半の壁があったんですよ。わたしとあみちゃんの間。いろいろ振り返って、2期生らしく送りますけど、あみちゃんがバラエティーで出してから、最初、下ネタフルだけで嫌がっていたのに、頼んでもいないのに自分からバンバンバンバンいいだすようになってね。しまいにはね、これダメだったら途中で止めてね。おしぼ・・・」
あみみ「待って待って待って！バガじゃないの？これ、いいのかなぁ、悪いのかなぁじゃなく、絶対ダメだよ」（大盛り上がり）
さかっち「みなさん、いろいろ想像して。おしぼりでなんかあったなって。そんな感じでいろんな成長をした姿が見れて、私はよかったなと。これからはあみちゃんから甘えてくることを期待して、プライベートで『サムギョプサル食べました～』って写メがツイッターにあげられるような、そういう付き合いができたらいいなと思います」
あさひ☆「2期生はこうやって変なことばっかり言ってるけど、一緒に入ってこれて、本当によかったなって思う、今。あみちゃんへんなとこいっぱいあるけど、実際やさしいし、メンバーのことすごく考えているし、番組どうやって盛り上げようか考えている。奈央もがんばんなきゃと思ってた。番組では、15号、16号と隣だから、ちょっかいかけてほしくないところでかけられたりしたけれど、いまじゃないよ。いまじゃないんだよというのも、いまとなっては想い出だし。リハ中とかも先生が真剣に話してる時に『朝日、眠い』ってわざわざ言ってくるのもカンに触ったし、でも、あみちゃんは素直な人だからそういうのが全部出ちゃうっていうのも知ってたし、そういうあみちゃんが好きだったから…これから番組とかで隣にいないんだなって思うとさみしいけど、あみちゃんの分まで一生懸命アイドリング！！！を盛り上げていくから、みんなで盛り上げていくから、あみちゃんは個人的に頑張ってください」
ひぃちゃん「9人でご対面の時に、ひぃは、一番最初に仲良くなりたいなと思ったのがあみで・・・」と、涙で言葉が出てこない。会場から、「がんばれー」の声が。
ひぃちゃん「私は芸能界に入ったキッカケがアイドリング！！！だったから右も左もわかんなかったんだけど、あみは同期だけど、2、3年お仕事ひとりでやってて下積みもあって、年も2歳上だったから、私はお仕事に対してのプロ意識はあみを見て学んだし、あみにたくさん教えられました。あみはバラエティーにたくさん出たいって夢を持ってて、私はファッションや女性誌のお仕事がしたいって夢をずっと語りあいながら何年も過ごしてきて。あみがずっと出たかったバラエティー番組に出るようになったり、いろんなところに呼ばれるようになって、ひっぱりだこになったのを見て、自分のように嬉しかった。私が雑誌のモデルに決まったときも一番にあみに報告したら、抱きついてきて、自分のことのように喜んでくれて、すごく嬉しかったよ。これからもお互いに切磋琢磨しあいながら、友だちとして仲良くしてください」
一人ひとりとハグをすると、さかっちが「お前が甘えてくるのを待つわ」と、でーんと両手を広げて構える。周りも「いけ～いけー」と、背中を押す。恥ずかしそうに、さかっちの胸に飛び込むあみみ。それを笑顔で抱きしめるさかっち。
メンバーは、「バイバイ～CDかってね」というと、あみみは、「いろんなつながりでもらえるかなぁーと思ったんだけど」と、最後まで2期生らしいお別れ。
ひとり残った“あみみ”菊地亜美（24、16号）にピンスポットが当たる。
「みなさん、ほんとうにありがとうございました。さっきまで、卒業する実感なくて。リハーサルをずっと毎日毎日やっていたんですけど、今までのメンバーが卒業するときはリハーサルからああ卒業するんだって実感あったのに、自分が卒業するとなると本当に実感が無くて。でもさっき、歌を歌ってる時にだんだん実感してきて、明日からアイドリング！！！じゃないんだって。アイドリング！！！卒業しても、メンバーとは普通に会うと思うし、何も変わらないかなぁと思っていたけど、明日からアイドリング！！！じゃないというのはさびしいです。
メンバーは、さっき、私とあまり喋ってないと言っていたんですけど、メンバーとプライベートであったりすることなくて、それはキライとかではなく、仕事が大好きで、アイドリングメンバーと仕事をするのが大好きで。私は気分屋で怖かったかもしれないけど、さかっちもさっきいってたように、人に甘えたりとか、本当はしたいんだけど、できなかったり、どうしていいかわからないし。最後にみんなでしゃべれてよかったです。
オープニングのVTRにもあったんですけど、PVとかジャケットとか、私を初期のころから応援してくださってる方はわかると思うんですけど、ほとんど映ってなくて、PVも3秒。シュって、1秒3回みたいな。全然写ってなくて。でも6年半かけて、やっとCDのセンターになったときは本当に…本当にうれしかったです。（拍手）だから、今NEOとかも頑張ってるけど、アイドリングで歌うときは端っこの子も頑張ってほしいし、みんな思うこともあると思うんですね。年頃の女の子なんで…だから、そういうのに負けないで頑張ってほしいし、私も今バラエティーに出させて頂いているのもアイドリング！！！のおかげだと思ってます。…全部がアイドリング！！！のおかげだとは思ってないんですけど…（笑）半分は事務所の力だと思うんですけど。
毎週、地上波でテレビ出演で来て、升野さん、鬼のように怖い升野さんがいたから、やってこれたんだなと思います。これから、バラエティー番組でがんばっていきたいと思います。みなさんすぐ一週間ぐらいでなかったら、菊池消えたなっていうでしょ。最近見ないねと言われないように私も頑張りますので、アイドリング！！！もですけど、私、菊地亜美個人もも応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
登場の時と逆に、ステージのせりが降り、吸い込まれるようにして消えていった。
「明日、yahoo!ニュース載るといいぁ」
あみみは最後まであみみらしかった。
