
次世代ガールズユニット『X21』リーダーで女優・吉本実憂(17)、元フジテレビアナウンサーで女優・山村美智(58)、渋谷飛鳥(26)、高橋美波(8)、俳優・鳥羽潤(36)が13日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で映画『ゆめはるか』(監督:五藤利弘/配給:ベストブレーン)初日舞台あいさつを五藤監督とともに開いた。
15歳にして小児がんに襲われた主人公の少女・本田遥(吉本)。絶望感に打ちひしがれながらも、病に向き合う。その周囲の人々の現実や、「生きたい。」と願う人々の明日への希望を、遥を支える家族の物語としても描く。
上映後に真っ白なワンピース姿で登場した吉本。初主演ということで、吉本は「プレッシャーは正直ありました。でも、プレッシャーよりお芝居をすることが楽しくて。重い役でしたけど現場も明るく、優しい監督なので優しい雰囲気でやらせてもらいました」と、感触を。

そんな吉本へ娘を見るような眼差しを向けていた山村は、「現場でも元気いっぱいですごく集中してました。国民的美少女のグランプリには性格という評価点もあるんじゃないかと思うくらいで、何を言っても『大丈夫です!』と返ってきて、熱を出してても、『大丈夫です!!』って返ってきて(笑)。本当にガッツがあり、将来が楽しみだなと思います」と、太鼓判を押していた。
本作にかけ登壇者が自分の「ゆめ」を観客に公開することとなり、それぞれ掲げることに。ミュージカルスターを掲げた高橋は、「小さいころからピアノ・歌・ダンスを習っていて、ミュージカルを観て感動したんです。それでお菓子を我慢して、我慢して頑張っています!」と、可愛らしく話し、場内もほっこり。

続けて、車の運転を挙げた渋谷は「免許は持っているんですが5、6年乗ってなくて、来年は大阪くらいまでドライブしたい。隣に乗ってくださる方、募集してまーす!」と、事務所の後輩の吉本に呼びかけたが、山村が一歩前に出て、「怖いと思うよ」とのツッコミに観客も大爆笑だった。
そして、吉本は『一生勉強 一生女優』と宣言!「お芝居してて、一番楽しいと思えるんです。ですから、お芝居の勉強は欠かせないと思っています。学校の勉強もちゃんとします!」と、両立を誓っていた。
最後に五藤監督から、「観てくださったご感想を親しい方にお話いただいて盛り上げて頂ければ。いろんな病気で闘って亡くなった方々へお話を伺って作成させて頂きました。いろんな方に思いを伝えて頂ければ」と、メッセージを。
続けて、吉本は、「映画を観て会場を出るときに、心の中に大切な人を思い浮かべたりとか、久しぶりの人に連絡してみようかなと思ってもらえれば嬉しいです。人って当たり前のように生まれて亡くなっていくということがあるんですけど、生きていることは本当に幸せなことなんだなということを感じて頂ければと思っています」と、思いの丈をスピーチしていた。
映画『ゆめはるか』は13日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開中!
■STORY
主人公・本田遥(吉本実憂)は、ジュニアオリンピックを期待されるほどの短距離走記録保持者。ある日、練習中に重い目眩にさいなまれ、校庭に倒れ込んでしまう。検査の結果、脳腫瘍を患っていることがわかり、母・恵子(山村美智)に付き添われながら緊急入院することに…。
ランナーの夢を断たれ、明日が見えずに不安の渦の中にいる遥は、父・隆志(山寺宏一)や妹・清夏(高橋美波)の家族に支えられ、白血病と闘っている友人の七海(岩井七世)や同室の未来(朝倉ふゆな)、主治医・加藤(鳥羽 潤)に励まされながら、厳しい治療を続けてゆく。
生きる喜び、家族のあたたかさ、真の友情を感じながら、当たり前に過ごしている「今」が奇跡である事に気づいて、困難に立ち向かいながら成長していく少女の希望の物語。










