モデル・道端ジェシカ（30）が7日、東京・銀座のソニービル内で『第47回愛の泉』トークショー＆ワークショップに登場した。
チャリテー・プログラムの『愛の泉』とは、“泉にコインを入れると幸運をつかむ”というイタリア・ローマ「トレビの泉」をヒントに、屋外イベントスペース 『ソニースクエア』に設置する泉へ寄付金を入れてもらう募金スタイルで、1968年から毎年続けているチャリティ活動。今年は同ビル内に2015年1月12日まで設置されている募金箱に募金をすると“Crystal Snow Globe”というプログラムが楽しめるようになっている。
なお、この募金は国連の難民支援機関の『特定非営利活動法人 国連 UNHCR 協会』を通じて難民の子どもたちの教育支援として、文房具や教科書、机や椅子の支給、教室の整備など、難民の子どもたちが教育を受けるために必要な環境を整えるために活用されている。
黒セーターに黒の細身のパンツを合わせたコーディネートで登場した道端。道端は国連UNHCR協会の毎月倶楽部サポーターを務めていることから、ゲストとして出演。20歳のときから難民支援活動をしているそうで、そのきっかけを問われ、「母から『成人になったのだから社会貢献をしなさい』と言われて、お母さんがいろんなパンフレットを数冊用意しくれたんです。ユニセフとかもったんですが、その中から直感でこれだと思ったのがこの活動だったんです」と、説明。
最初は難民のことを「単語としては知っていましたが、実際に難民という方たちがどういった方たちなのか存じてなかったです」といい、活動を続けていくうちに、難民は世界で5100万人おり、『人種、宗教、国籍、政治的意見やまたは特定の社会集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受けるかあるいは迫害を受ける恐れがあるために他国に逃れた人々』と、しっかりとした認識になったそうだ。
道端は、実際に現地へも赴き、2011年9月にはブータンにある難民キャンプを訪れたそうだが、「テントだったりをイメージしていました。その後、UNHCR協会さんで勉強させてもらって、いいと言える事態ではないのですが、世界でも歴史の長い20年続いているキャンプと知りました」という。
そのブータンの難民キャンプへ実感としては、「小屋だったりがあって、キャンプ自体が大きいんです。学校だったり病院もあって、難民キャンプと言ってもいろんなものがある」と、語る道端。ただし、「その小屋の中に入れていただいたんですが、外観は立派ですけど、これで24時間、20年間どうやってすごしているんだろうというくらい、質素なものでした。雨の日とかは家の中もびしょ濡れになってしまうんです。夜は雨に濡れて眠っているような感じです」と、実情も訴えていた。
そんな、道端は、「私達1人1人できることは何か必ずあるんです。お金の支援が難しいという人でも、気持ちを向けるだけでも、支援になると思うんです。それと継続的な支援が大切だとも思います。もし、街頭で募金などがあればみなさんができることをやってもらえればと思っています」と、呼びかけていた。
その後、オフィシャルサポーターであるゲームソフト『どこでもいっしょ』シリーズのキャラクター“トロ”と PostPetの“モモ妹”も駆けつけ、テント型募金箱を作成するワークショップなどが行われた。
