テレビ朝日系『仮面ライダー鎧武』の仮面ライダーグリドン／城乃内秀保役で知られる俳優の松田凌（23）が11月9日、東京・福家書店 新宿サブナード店でファースト写真集『Zero』（ワニブックス）発売記念握手会を行いファン1200人が駆けつけた。
松田にとって初の写真集は故郷の尼崎や通った母校などで撮影された1冊。「実際このお話をいただいた時も現実味なくて。22歳までの自分を表現できたのでは。ついに始まったなという実感が強いです」と晴れ晴れと話した。
お気に入りのカットを聞かれると「普段、こんな感じ」と上半身裸体の1枚。「いちばん自分の素に近い。こういう形が残せてよかったな」とコメント。記者から「普段も裸なんですか？」と質問されると「裸体です」と照れ笑い。「夏場はわりと着るんですけど、冬場は、上にはおるのが嫌なんですよ。上裸（じょうら）なのが好きなんですよ」と率直に告白。「わりと冬は上裸で、その上にパーカーとか。お風呂あがりはそれこそパンツ一丁です。それで鍛えれれたのか、風邪はここ数年ずっとひいてなくて」と“上裸”に対するこだわりを笑顔で話した。
撮影を振り返り「今ある自分が作られた場所での撮影を、僕が一番望んでた場所でもある。今までになかった表情、自分を引き出してもらったし自分で引き出すことができたのかなと思います」とニッコリ。母校での撮影中はちょっとしたハプニングにもあったという。「撮影してると授業中だったんですけど、全校生徒が出るぐらいの勢いで出てきて。母校に申し訳なかったです。校長先生も喜んでくれたんですけど、授業的には押しちゃって申し訳ない」と恐縮した。「5年くらい前に通ってた母校の後輩のみんなに声をかけられるのがすごく嬉しい。（ライダーにちなみ）『バナナ』って言われたのはビックリ。バナナじゃないよって言おうと思ったけど遠すぎて言えなかった」と笑いながら、「この学校を卒業してよかったな。この地域から出てこれてよかったな」と話した。
出来上がった作品の自己採点は「99点」という松田。「1冊めにしては99点。残りの1点はこれから積み上げればいいかな。こんなにさらけ出すとは思わなかった。出し惜しむことなく22歳の自分を出せた」と満足。周囲の反応を聞かれると「家族はやっぱり恥ずかしいみたいです。でも役者仲間から『自分の色が出ている』と言われたのは嬉しかったな。鎧武メンバーにはまだ見せれてなくて。いち早く届けたいんですけど。小林豊くんが最近写真集出しているのを見て刺激を受けたんです。早くみんなに見せたいです。近々に見せに行きます」と話した。
また、『ゼロ』というタイトルに「自分の原点と、新しく生まれた場所。すべてこっからがいいな。1になる前の0という意味のタイトルをつけたくて『ゼロ』になりました」と明かし、「母校に行きたいというのも僕が一番やりたかった。最後の写真はなんでもない道でめちゃくちゃになって撮りたかった。一番自由にやらせてもらった。今までのイメージを全部ぶっ壊したかった」と赤裸々に話した
最後は集まったファンに「時間をさいて会いにきてくれる。すごく価値があって、感謝すべきことだな。時間は短いかもしれないですけど、できるだけ自分なりの感謝をひとりひとりに伝えたいと思います」とまっすぐな瞳で話した。
