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中谷美紀、染五郎に「男らしい人が素敵」

中谷美紀、染五郎に「男らしい人が素敵」
着物姿もあでやかにスピーチ

 女優の中谷美紀(38)が10月27日、東京・銀座の歌舞伎座で行われた『第27回東京国際映画祭』プレゼンツ 歌舞伎座スペシャルナイトに歌舞伎俳優の市川染五郎(41)と登場した。

 集まった国内外のプレスに歌舞伎の演目から獅子ものともいわれる『石橋(しゃっきょう)』の一場面を披露した染五郎。黒の着物姿というエレガントな装いの中谷も「本当にすごい素敵でした」と惜しみない賞賛をおくった。猛々しい舞に「やはり我々女性は男らしい人が素敵だなと思いました」と微笑んだ。

中谷美紀、染五郎に「男らしい人が素敵」
歌舞伎座スペシャルナイト

 歌舞伎座を背景にした記者会見では海外の記者から染五郎に質問が殺到。映画と歌舞伎の違いを聞かれると「以前、『映画はライブ』と言われたことがある。何秒のものを積み重ねていって作品になる。一期一会の瞬間が積み重なって作品になるところはとてもライブだと思う」と話した。女形については「歌舞伎の場合は、男性が理想とする女性像なので本当の女性とは違う。そこが魅力なのかもしれない」と語り、中谷も「本物の女性をもってしてもかなわない魅力があります」としみじみと語った。

 「カブキスターになるには?」という質問には「僕が教えて欲しいです」と笑いながら「小さいころから場を踏むことで染みこむものがある。歌舞伎役者の家に生まれなきゃなれないということはありません。なりたい方はなれます。そのためには早い段階で舞台を踏んで経験を積むこと。歌舞伎役者らしくなるのには時間がかかる」とコメントした。

 また、歌舞伎座11月公演で念願の『勧進帳』に挑むことを聞かれると「祖父の三十三回忌公演という節目の舞台で初めて務めさせていただきます。ただ、これで結果を出さなければ先がないので。最初で最後のチャンスだと思います。41年間憧れ続けてきた思いを込めて、全部爆発させたい」と意気込みを語った。

 最後は報道陣から英語のスピーチをリクエストされた中谷が挨拶。「海外の方を歌舞伎座にお招きすることができてとても誇りに思います。映画祭を最後まで楽しんでください」と流暢な英語で呼びかけ、喝采を集めた。

中谷美紀、染五郎に「男らしい人が素敵」
中谷美紀
中谷美紀、染五郎に「男らしい人が素敵」
市川染五郎
中谷美紀、染五郎に「男らしい人が素敵」
歌舞伎座スペシャルナイト
中谷美紀、染五郎に「男らしい人が素敵」
歌舞伎座スペシャルナイト
中谷美紀、染五郎に「男らしい人が素敵」
歌舞伎座スペシャルナイト
中谷美紀、染五郎に「男らしい人が素敵」
歌舞伎座スペシャルナイト
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