俳優の織田裕二（46）が10月7日、都内で『連続ドラマW 株価暴落』完成披露試写イベントに高嶋政伸（47）、瀬戸康史（26）、板尾創路（51）、石橋凌（58）と登場した。
事業の再建をめぐり対立する銀行と老舗スーパー。そして、そこに起きる爆破事件…半沢直樹シリーズなどで知られるベストセラー作家・池井戸潤の小説がWOWOWでドラマ化。監督を、池井戸原作の『空飛ぶタイヤ』『下町ロケット』をドラマWで手がけた鈴木浩介が手がけ、石黒賢、川島海荷らも出演する。
スーツ姿で織田が登場すると会場の男性ファンからは大きな歓声があがった。織田は「やっ～～～とキタか」とタメを作りながら語り「前2作を見て、本当に素晴らしかった。このチームとやれることが光栄」と笑顔で語った。
メガバンクの審査部署に務める坂東を演じる織田は、役どころについて「台本を一読して、すごくハッキリものを言う人だと最初は思ったけど、だんだん読み進むうちに、我慢して、我慢して、これだけは伝えないといけないなと（ものを言う）だいぶ気を使った男だとわかった。撮影中は息苦しいなという思いを毎日してました」と語った。
坂東とライバル関係にある同じ銀行の企画部部長・二戸役の高嶋は「織田さんが坂東を丁寧に作られているのが一発でわかった。逆にそこから、二戸がイキイキとしてきた。ただ、織田さんが二戸をやったらこえーんだろうなあ」とニヤリ。織田も「そういうオファーこないですね。やってみたいですけど」と笑いながら応じた。
爆破事件に関わる青年・犬鳴役の瀬戸は「初日からずっとひとりで、ここでも孤独。話しを聞いていて羨ましいな」と苦笑い。「（犬鳴は）葛藤をかかえて逃げる。僕自身どんどん気持ちが落ちていきました。（作品を）楽しみにして欲しいな」と語った。
作品にちなんだテーマで「株を上げた、下げた出演者は？」と聞かれると、織田は「ストップ高です。二戸さん（高嶋）はジョン・トラボルタのように毒蛇のよう。瀬戸くんは優しい感じがしたけど、ストレートな熱を持った意外と骨太な役者さん」と共演者をたたえた。高嶋は「織田さんは楽屋に『坂東』と張ってあった。そういう方を見るのが初めて」と関心。瀬戸は「池井戸さん原作のドラマに出るので、うちの両親が『息子さんすごいね』と言われて、僕の株も両親の株も上がりました」と明かした。
最後に織田は「大人のエンターテインメント。素敵な作品です。もういっちょやってやろうと思える作品」とアピール。今年11月に第一子が出産予定と報じられているが、帰り際に報道陣から「おめでとうございます！」と声をかけられると「ありがとうございます」と笑顔で応えた。
『連続ドラマW 株価暴落』は10月19日放送スタート。
