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「トムスFes.」夜の部で栗田貫一ルパン三世語る!「演じる楽しみ最近わかってきた」

「トムスFes.」夜の部で栗田貫一ルパン三世語る!「演じる楽しみ最近わかってきた」
「トムスFes.」夜の部も大盛況!

 株式会社トムス・エンタテインメントがアニメーション制作50周年を記念したイベント『トムスFes.』夜の部が12日、東京・有楽町のよみうりホールで開かれた。

 50年間で約200タイトル、1万エピソードを世に送り出した同社50周年の一端を体感できるイベント。夜の部では、MCまで合わせて17人が登壇した。オープニング直後には46年前に放送された『巨人の星』で星飛雄馬役を演じた古谷徹がVTRで登場。当時プレッシャーを感じていたということや、いま声優をやっていられるのは『巨人の星』あってのことだと熱弁を振るった。

 【昼の部の様子】

 “50周年振り返りトーク”では、『ルパン三世』から沢城みゆきと浪川大輔、『BRAVE10』から森川智之と佐藤利奈、『とある飛空士への恋歌』から悠木碧と竹達彩奈、『戦国乙女』から伊瀬茉莉也と喜多村英梨、『ヴァンガード』から佐藤拓也と三森すずこ、(佐藤利奈)が一斉に登壇し、司会は吉田尚記アナウンサーと長妻樹里がトークを繰り広げる華やかなステージとなった。

 トークは森川がグイグイと引っ張り盛り上げる。「ちなみに僕は『エースをねらえ!』を見てモテようとしてテニス部に入りました(笑)」と明かしたり、『キャッツアイ』の話題の際にはエンディングのセクシーなダンスを簡易ながら“再現”したりと笑いが絶えないものに。ほかにも、悠木が『巨人の星』の話題に乗っかったり、竹達が『スペースコブラ』の話題になるとサイコガンを“構える”仕草をしたりと世代を越えても愛され続けていることを感じさせる。喜多村が『魔法騎士レイアース』にテンションが上がった際には竹達は「レイアースは兄とチャンネル争いしてたくらい好きでした!」と、告白するなど盛り上がった。

 続いては、『神様はじめました』ステージが展開。三森が「七生を演じさせていただいているんですが、素の自分でといいますか、七生に似ているところが多くて、ナチュラルに演じられる素晴らしい役でした」と魅力を語ると、ゲストで登壇したハナエは第1期OP『神様はじめました』を生歌唱!ハナエは「アンパンマンやコナンを制作されているトムスさんが『神様はじめました』を制作されると聞いたときは、思わず感動を覚えました。女の子をキュンとさせる演出には、大地丙太郎監督分かってらっしゃるなと思いました。本作で初めてアニメに関わらせていただいたんですけれども、またトムスさんの作品に参加できたらなと思います」と、メッセージを寄せた。

 中盤には『Hi☆sCoool!セハガール』から高橋未奈美、井澤詩織、M・A・Oの3人が登壇しオープニングテーマ『セハガガガンバッちゃう!!』を披露。この時ばかりは、立ち上がる観客も出て青いサイリウムが場内に揺れることとなった。

 そして、終盤の30分にはシークレットゲストの栗田貫一と、沢城、浪川による『ルパン三世』トークが展開。栗田は故・山田康雄さんからルパン三世を引き継いだときの自身の中の葛藤をかいま見せたり、「ルパンシリーズは大好きだし、ルパンみたいになれればいいなって思ってましたよね。彼は男の鑑ですから。そんなルパンを演じる楽しみが、最近わかってきました」と、しみじみ。

 さらに栗田はアフレコが年に2日ということで、「ルパンをやって20年だってよく言われるんですが、自分の中ではまだ2ヶ月のような感じです」と、実感を話したり、「ルパンチームは新たな作品に命がけで取り組んで行きたいと思っております」と、思いを。

 そんな栗田へ、沢城は、新規キャストとして加わったときに食事会があったといい「一から新たなルパンをスタートさせようと思ってるんだ、というのを感じて感銘を受けました。今、峰不二子という大女優のかばん持ちをしているような気分です。そんな峰不二子として出演させていただいた『名探偵コナン』は、塾の行き帰りに主題歌を聞きながら帰っていたくらい好きな作品です」と、コメント。

 浪川も、「ルパンシリーズに五ェ門として参加することのプレッシャーは、やっぱり半端じゃなかったです」と、心情を吐露。ちなみに石川五ェ門の声を出すときに『ルパン三世カリオストロの城』のときの発声を思い出すそうで、「五ェ門の声を出すとき、チューニングをするんですが、『女か……女か……』って1つのセリフをずっとリピートしていて、ダークな人間みたいになってました(笑)」と、エピソードを披露していた。

 そして『ルパン三世』ステージの最後には、キャストからキャラクターとなってのコメントが。緊張気味だった浪川が「お主たち、今日は本当に感謝している。……また、つまらぬことを言ってしまった」とバッチリ決めたり、栗田が「また会う時まで、そんじゃぁなぁ~!」と、軽妙なセリフ回しを見せるなど、拍手喝采となり大盛況となっていた。

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