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瑛太、松田龍平の困惑ぶりに「ごめんね…」

 瑛太、松田龍平の困惑ぶりに「ごめんね…」
「温かいものが伝われば」

 俳優の瑛太(31)と松田龍平(31)、大森立嗣監督(44)が9月29日、都内の新宿ピカデリーで映画『まほろ駅前狂騒曲』(監督:大森立嗣/配給:東京テアトル リトルモア)完成披露試写会に登場した。

 架空のまほろ市にある便利屋『多田便利軒』を営む多田啓介(瑛太)と行天春彦(松田)のコンビの新たな物語がいよいよ完成。三浦しをんの大ヒット小説を原作に映画『まほろ駅前多田便利軒』、ドラマ『まほろ駅前番外地』に続くシリーズ3部作目となる今作。果たして、どんな騒動にふたりは巻き込まれるのか……主題歌をくるり『There is (always light)』が担当。

 瑛太、松田龍平の困惑ぶりに「ごめんね…」
『まほろ駅前狂騒曲』完成披露試写会

 客席から登場した瑛太と松田は「やっとできあがりました。みんな喜んでくれる作品になってくれるんじゃないかと正直僕も思ってます。どんどん観て、広げていってほしいです」(瑛太)「映画から始まって、ドラマをやって、また映画にもどってこれて嬉しいです」(松田)とそれぞれ語った。

 作品について瑛太は「パート1をやってドラマをやって、普段の多田と行天のようなものを少しずつ感じて、ふたりの距離感を掴んだ、染みこんでいったというか。今までは多田がツッコミで行天がボケのような関係だったけど、そこが反転するような感じ。仰天がどんどん多田に振り回されてしまう。新しい感じで観られると思うのでその辺楽しんで欲しいと思う」となめらかにトーク。一方、松田は「……とうとう来たなというか…そんな感じです、ふふふ」と静かに語り、その独特の間に思わず笑いが起こった。

 注目のポイントを聞かれると、「今回、行天が塾の先生になりすます場面があって、“龍平が行天を演じながら塾の先生を演じる”というのがとてつもなくいいんですね。ほんとツボで、世界で誰にもできない芝居だな」と瑛太。一方、再び松田は周囲をキョロキョロ見回し「……何を言えばいいかわかんないですね」と苦笑。見かねた瑛太が「ごめんね……龍平の好きなシーンを言えばいいんじゃないかな」と助け舟を出すと「あの……今回、多田が亜沙子さんと、ふたりの仲が急展開するというか、それを楽しみにしてて。観てないので楽しんでください」と照れながらコメント。大森監督は「たのもしいふたりですよ」と穏やかに話した。

 「僕と龍平が見所」と話す瑛太。撮影現場については「あうんの呼吸みたいのがズレたところの面白み。予定調和にならないんですね。同じことをできないのかもしれないですけど、常を呼吸をしながら、相手どんなことを感じているのか、実際の反応が面白さに繋がっていったらいいなと思います」と語った。もちろん、松田は「……そうですね…全体的に面白いと思います」と笑いを誘っていた。

 また、便利屋にちなみ会場からの相談に答える二人。好きな人に告白できないという悩む女性には「軽トラックに乗る芝居が多いんですけど、軽トラックぐらいの相手が逃げられない密室で告白するのはどうでしょう?」と瑛太。ルームシェアでの距離感が分からないという女性には、松田が「多田と行天はいつでも逃げられる関係。無理だったら離れる。行天もそのスタンス。逃げれないのは大変ですけどね」とそれぞれ、不思議なアドバイスをおくった。

 最後に瑛太は「日本でたくさん映画があるなかで、大アクションやラブストーリーというはっきりとしたカテゴリーがあるわけじゃないんですけど、温かいものが伝わればいいな。便利屋のふたりはどこか陰ながらがんばっているように、多田と行天が日本のみなさんを救えればいいなと思ってます」とあいさつ。「こんな僕達ですけど、宣伝けっこうがんばっているんですよ。テレビで芸人さんとからんだり。ぜひともみなさんのお力をお貸しください。周りの人に広めてくれたら続編ができるかもしれないので」と呼びかけた。

 『まほろ駅前狂騒曲』は10月18日新宿ピカデリーほか全国ロードショー。

 瑛太、松田龍平の困惑ぶりに「ごめんね…」
瑛太
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瑛太
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松田龍平
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松田龍平
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大森立嗣監督
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