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海老蔵、息子のデビューは未確定?「人生はその人のもの」

海老蔵、息子のデビューは未確定?「人生はその人のもの」
息子の将来について率直に話した

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(36)が9月29日、東京・渋谷のセルリアンタワー能楽堂で『市川海老蔵特別講演「源氏物語」』とシンガポール公演 JAPAN THEATER『古典への誘い(いざない)』制作発表を行った。

 歌舞伎の演目にもなっている古典名作『源氏物語』に海老蔵が新たに挑戦。歌舞伎とオペラ、能を融合させた意欲的な舞台となっており、オペラ歌手の弥勒忠史、観世流能楽師の片山九郎右衛門、梅若紀彰、観世喜正らが参加する。

海老蔵、息子のデビューは未確定?「人生はその人のもの」
『市川海老蔵特別講演「源氏物語」』制作発表

 今年4月に京都・四條南座での上演に続く海老蔵版『源氏物語』。「オペラ、お能、日本舞踊、お華の方々のお力添えを得て異質の形の『源氏物語』を。今回は日本のオペラの方に歌ってもらい、『藤壺の巻』あたりを中心に。そのあとは今後作っていこうかと思ってます。体調管理をしっかりしたい」と、壮大な構想を明かした。シンガポールでは市川福太郎らと『連獅子』を披露するが、「いつもは松竹さんのお力をお借りしているけど、今回は自力に近い。アジアでの興業も大事だな。どんどん伸びていきそうな国に便乗して私も伸びたい」と意気込みを語った。

 奇しくも『源氏物語』で、5歳の時に初めて歌舞伎の舞台を踏んだ海老蔵。報道陣から息子の“デビュー”を聞かれると「まだ彼は、1歳と7ヵ月なんで、まだ早いんじゃないですかね。早ければ、来年。遅ければ再来年」とコメント。しかし、「今はは執着して、せがれが絶対に歌舞伎役者にならなくちゃいけないとは思ってないし、やりたければやればいいしと思ってる」と現代的な考え方を続けた。

 海老蔵は「(歌舞伎をやるかどうかは)もうちょっと大人になって聞こうかな。意識があってから」と語り「(歌舞伎の英才教育は)なんにも考えてないです。僕自身、何もやってこなかったのでこだわってない。やらなくてもいいんじゃないですかね? 人生はその人のものですから。こういう家だからこうじゃないといけないとか、せまっ苦しいでしょ? のびのび生きる時代があって、やりたいという時に真剣に腹をくくればいいんじゃないかな。子供の時からそうやってやるのは僕としては賛成ではない」とメッセージを発した。

 自身の活躍についても「できれば休みたい」と報道陣を驚かせる海老蔵。「3年ぐらい放置されても全然平気。まったく(休み)ないですね」と平然と語った。男性レポーターから、『源氏物語』に絡め「男としてアドバイスを?」と聞かれると「は?! どういうこと? 何のこと言ってるの?」と鋭く逆質問。“フワっとした質問”をとがめる“海老様節”をみせた。

 スポーツは「全部好き。メジャーリーグ、NBA、水泳…」と話す海老蔵は、大相撲で突然現れた新星のモンゴル人力士・逸ノ城に「ハンパないですね! ビックリなんじゃないないですか。13勝2敗でしょ、とんでもない」と興奮。大人気のブログでラジオ体操の体験をつづったことに「6時半から家の近くの公園で。ご年配方から『海老蔵だよ』とか言われた。今日は愉快な時間を過ごしました」と笑った。

 また、治療に専念するために12月の舞台を降板した坂東三津五郎に「あまり詳しいことを知らないけど心配。(8月の)『納涼歌舞伎』の時にお会いした時は元気そうでしたけど」と話し、「三津五郎のお兄さんは次の世代の柱なんですよ。元気であってくれることしか望んでない。元気になってくれないと歌舞伎界として困る」と回復を願った。

 『源氏物語』は2015年4月8日、9日Bunkamura オーチャードホールほか、2月28日〜4月5日まで全国17都市40公演。『古典への誘いは』11月14日〜16日までシンガポール・マリーナベイサンズ マスターカードシアターにて公演。

海老蔵、息子のデビューは未確定?「人生はその人のもの」

海老蔵、息子のデビューは未確定?「人生はその人のもの」
市川海老蔵
海老蔵、息子のデビューは未確定?「人生はその人のもの」
『市川海老蔵特別講演「源氏物語」』制作発表
『市川海老蔵特別講演「源氏物語」』制作発表
『市川海老蔵特別講演「源氏物語」』制作発表
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