歌手の「Milky Bunny(ミルキーバニー)」こと益若つばさ(26)が21日、東京・J-POP CAFE-SHIBUYAにて、ファーストアルバム『Milky Bunny』(ポニーキャニオン)発売記念となる初のワンマンライブを開催した。
20日に茨城県で予定されていた発売記念イベントが体調不良のため中止。今日の開催も不安視されていたが、自身のブログ『TSUBASA BLOG』を朝9時に「復活!」のタイトルで更新し、平熱に下がったことを体温計の画像付きでファンに報告していた。
LIVE会場入り口には、うさぎの被り物をした執事が2人立ち、お客さんたちを迎える。切り株の台に緑のカーペットや木が生い茂るステージセット。“Bunny”らしく、森の中とも“不思議の国”に迷い込んだアリスたちに向けた、“夢の国”を演出。
ステージが暗転し、ブルーライトが点灯する中、バンドメンバーとともに、Milky Bunnyが姿を現すと、待ちきれなかった女の子のファンたちが、歓声を上げる。
髪型から、衣装から、Milky Bunnyになりきった、ローティーンの“ミニキーバニー”たちを含めた100人が押しかける中、一曲目から全開でシャウトし、続けて2曲歌うと、益若は、「うわー、Milky Bunnyのコスプレがいっぱーい」と、ご機嫌。
「病み上がり」ということで、心配そうな顔をみせるファンたちに向かって、「昨日までダウンしていましてね、握手会をキャンセルしてしまって、申し訳なかったと思います」と、改めて謝罪。「無事完治しまして、今日、朝起きて熱をはかったら…どんだけ高熱かと思ったら、ブログにも書きましたが…35度9分で、めっちゃ健康じゃん!って」と、笑わせる。そして、「無事完治しまして、病み上がりなんて言わせねー」と、シャウトし、ファンを喚起させた。
ステージ衣装は、鋲付きのレザージャケットに白いワンピース。ピンクのブーツと左手にピンクのレザーグローブという女の子らしいロックスタイル。
ミニ丈のスカートのワンピースの裾をつまみ、跳ねあげるセクシーな振りも随所に取り入れ、跳ねたり、回ったりと狭いステージで躍動する。何度もスタンドマイクから、マイクをつかみ取り、体全体で歌い上げるパフォーマンス。
途中のMCでは、「私の用意していたお水がどっかいっちゃった」というほど、激しいステージを展開。結局、緑のカーペットにこぼれてしまったことが判明すると、「お水飲まないでやります」というと、ファンから「お水飲んで?」と、体調を気遣う声がアチコチから飛ぶ。
それを受けた益若は、「今日はみんな優しいじゃん。どうして?私が病み上がりだから?」というと、「うんうん」とうなずくファンたち。代わりの水が用意されると、凄い勢いで飲むその姿に、笑いが起きる。
飲み終わると、「お水を飲めて、歌えて、笑えるのがどれだけ幸せなことなのか、この2日間で学びましたよ」と、しみじみ。
「みんなぁーアルバム聴いてきた?」と、1回、3回、10回以上と挙手を募り、「10万回聞いた人?」というと、バンドメンバーが、「後ろは全員」と、ジェスチャーで示すなど、「生バンドでやりたい」と、こだわったバンドメンバーとの息もぴったり。
最後に、「聞かないで来た人ぉー。ノリでなんとなくついてきたけど、この曲知らないっていう曲を次にやります」と、歌だけでなく、トークもお客さんをひきつけて離さない。
「MCを上手にやりすぎるな。アーティストっぽくやれ」と、指令が出ているらしいが、長いことバラエティーに出ていると、MCがうまくなっちゃうんだよね。これから、1時間トークショーできるぐらい」と、しゃべりには自信があるようだ。
LIVE曲は、ロック調ばかりでなく、しみじみと聞かせるバラードも披露。中でも、中でも、恋人達の本当の内情をリアルに描いた曲『ずるいよ…』を声を震わせ、感情たっぷりに歌い、最後は、顔を両手で覆う…“リアルに共感できる”と評判になったセカンドシングルだけに、感情込めた生歌に、大粒の涙を流すファンの姿もあった。
しかし、照明が明るくなると、明るい声で、「泣いたと思った?泣いてないよー」と、おどけると、「ずるいよー」と、タイトルにひっかけた声が…。
そんなファンとの交流も、あっという間に最後の曲となり、7曲を熱唱した。
【セットリスト】
1.『DISCORD』
2.『PARADISE CALLING』(パラダイストロピカルティーCMソング)?MC
3.『I Wish』(テレビ東京アニメ「FAIRYTAIL」オープニングテーマ)?MC
4.『Canvas』
5.『ずるいよ…』(Dolly Wink CMソング)?MC
6.『Bunny Days(ハートマーク)』(Candy Doll CMソング)
Encore.『ミルクシェイクSOS!』(men’s Palty)
?終演後?
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Encore2.『春色 Unplagged』