ファッションモデル・ミュージシャン・タレントとマルチな顔を持つIVAN（アイヴァン、30）が9日、東京・福家書店新宿サブナード店で著書『IVANTITY ～これが私の生きるRUNWAY（みち）～』（ワニブックス）発売記念イベントを開いた。
『有吉反省会』（日本テレビ系）でオネエであることを告白しブレイク中の元パリコレモデル・IVANによるゴシップエッセイ。「枕営業があるって本当？」、「モデル同士のバトルって当たり前？」、「ファッション業界だからボーイズラブも多いの？」、「ドラッグに溺れるモデルもいるの？」などさまざまなことに答えている作品となっている。
パリコレモデルとあって、ヒールも合わせると190センチ近いスレンダーな立ち居振る舞いで報道陣を魅了しながら現れたIVAN。本作を上梓したことへ、「初挑戦だったので、みんなが気になるモデルのバックヤードを少しスキャンダラスにやらせてもらいました。とばしてはいますけど、IVANがメンズモデルとして見てきた世界なんです。初めから『枕営業』とか書いてありますけど、これでもマイルドにもしてますよ。男の子の枕営業と言いますか、ステップアップの手段として使っていて、過激かなと思いましたけど、オシャレに捉えてもらえればなと思いますね」と、込められた思いを。
昨年からテレビに出始め、オネエのこともカミングアウトしているが、「吹っ切れたというのもありますし、ありのままで仕事をさせて頂いているので、楽しいです」と自然体になったそう。それでも、「プロとしてモデルの方は、私が今タレントにシフトしてしまっているのでよく思っていない人もいると思うんですが、そこは『大目に見てよ！生きるためなんだよ』という気持ちです」と、何かしら複雑そうな事情が絡む様子も。
さらに、モデルとしての話は続き、「モデルという形でテレビに出させてもらうときは、メンズモデルのIVANとして入っているので、ヌルヌルバトルとか、女の子をナンパしに行くというのは遠慮させて頂いてます。メンズなのにメンズを演じるというのでスイッチ入れるんです。新たな三十代の始まりという感じです」と、使い分けについて力説。
最近の恋愛事情について問われると、「意外とモテます。恋は常にしているんです。野球選手がいいなと思って恋をしていたんですけど、春の恋だったのかなって。私が忙しくなっちゃって。どこの球団、どこの大学とは言えないですけど（笑）。夏の恋は恵比寿横丁とかに行って探してます」と、チラリと明かすIVAN。
芸能人で好みのタイプは、「鈴木亮平さんです！あとは内田篤人選手！釣れない感じが『もう！』ってなって『釣ったるがな！』という気持ちにさせられます。でも、ずっとそう言ってるから共演NGになってるんじゃないですか（笑）。会ったらリンゴみたいになって喋れなくなっちゃいますよ」と、乙女な一面もあったが、今後の活動を問われ、「このまま女優にでもなりたい。鈴木亮平さんとは共演したいです！愛人でいいので」と、ぶっちゃけて笑いを誘っていた。
ほかにも、綺麗になるためにはどうしたらいいかとの質問が寄せられると、IVANは「恋することですよ！恋をしていると、自分で自分を綺麗にしようと思って、綺麗になり方を探すんですよ。私もこの歳になって感じてます。歳は関係ないです！」と、熱弁を振るう姿も。
本作を読んでほしい対象を問われると、「モデル業界に憧れていても、簡単になれるんじゃないかとか、どうせモデルでしょと思っている人に読んでほしい。これだけ大変だしストイックなんだよというのを感じてもらいたい。それでもモデルになりたいという子がいたら頑張ってほしいし、海外へ向けて活動していってほしい」と、真面目なメッセージを寄せていた。
著書『IVANTITY ～これが私の生きるRUNWAY（みち）～』は1296円（税込）で8月12日より発売！
