“ガルパン”の愛称で親しまれるアニメ『ガールズ&パンツァー』のOVA『これが本当のアンツィオ戦です!』イベント上映を記念し7月19、20日、舞台となった“聖地”の茨城・大洗町などでイベントが大々的に開かれ、盛り上がることとなった。
先月5日にイベント上映され人気の本作(参照記事:ガルパンOVA初日舞台挨拶大盛り上がり!あんこうチーム5人で劇場版などへ構想熱弁)。まずは同19日に茨城・シネプレックス水戸とMOVIXさいたまにて、舞台あいさつとなり、西住みほ役・渕上舞、五十鈴華役・尾崎真実、秋山優花里役・中上育実、アンチョビ役・吉岡麻耶が登壇。朝からMOVIXさいたまで2回、作品の舞台・大洗町に程近い『シネプレックス水戸』で3回の舞台あいさつを実施することとなり、渕上、尾崎、中上は自身の演じるキャラクターが所属する、大洗女子のお馴染みのあんこうチームのパンツァージャケット姿で登場。そして今回のOVAで大洗女子学園と対戦するアンツィオ高校・アンチョビ役の吉岡は、アンチョビの衣装を着て登場するという豪華仕様に。
渕上は「大洗に近い水戸での舞台あいさつという事で、何故か妙に落ち着きます」とコメント。さらに3回目の舞台挨拶では、水戸の会場には劇場の計らいで自身のキャラクターの立て看板が置かれており、その看板に隠れながら、自身のキャラクターの声で即興の生アテレコ(?)が始まったりと、終始なごやかなものとなった。
続けて同20日は大洗町の大洗文化センター、曲がり松100円商店街 トークショー、に前出の4人とともに杉山潔プロデューサーも参加することに。大洗文化センターでは、7月中に16回にわたって行われた舞台あいさつの最後を飾ることとなり、約800人のファンで満席に。しかも、吉岡が姿を現すと、アンチョビは作中でドゥーチェと呼ばれていることから、自然発生的に会場に「ドゥーチェ」コールが沸き起こり、「ここはホームのはずなのに!」と、ほかの大洗女子の3人は困惑するという一幕も。
ガルパンが始まってからほぼ月に1回は大洗に来ているのではないかと語る渕上は、最後の舞台あいさつが大洗で良かったと感慨深げ。吉岡は「アンチョビの格好をしてこうしてこの舞台に立つなんて、テレビシリーズ放送中は考えもしなかった」と語り、てR日シリーズ第7話の収録時、まだ誰が声を当てるか決まっていなかったアンチョビ役を立候補により射止めた事を懐かしむ。
中上は「この作品にこんなに長く関わるとは思っていなかった」と語り、尾崎も「テレビアニメの初めてのレギュラー作品がこの作品で良かった」と、ほほ笑んでいた。イベントの最後には、お馴染みに掛け声「パンツァーフォー!」という号令の元、終了を迎えた。
そして、5人は曲がり松100円商店街 トークショーへ。大洗町・曲がり松商店街で定期的に実施されている人気イベント「100円商店街」の一環としてキャストが登場。この日は様々な商品が100円で楽しめるとあり、登壇者にもその1例となる商品が振る舞われ、さながらおやつタイムのような雰囲気でトークショーは進行することに。
話は現在鋭意制作中の『ガールズ&パンツァー 劇場版』の話となり、杉山プロデューサーからは「新キャラクター・新戦車が続々登場する」という話があり、それを聞いた吉岡は、自身がアンチョビ以外に声を当てている近藤妙子目線となり「(所属するバレー部が搭乗する)八九式からは絶対に乗り換えません!」と宣言。渕上は「実際に大洗町に住んでいるみなさんにもアフレコ収録に参加してほしい」と、何やらファンも巻き込んだことが起こるかもというコメントも。
そのほか、大洗町のゆるキャラ「アライッペ」を是非劇場版に登場させてほしいというような要望も飛び出すなど大盛り上がりとなった。
この日、ラストのイベントは『水戸ホーリーホック コラボイベント』でケーズデンキスタジアム水戸へ移動。作品の舞台・
大洗町がホームタウン推進協議会に属している事が縁で、今季作品としてスポンサード契約を結んでいるサッカーJ2リーグ『水戸ホーリーホック』とコラボイベントを実施したもので(参照記事:“ガルパン”渕上舞や吉岡麻耶らがキャストトークショー!20日にコラボマッチで限定商品なども販売)、この日行われた『水戸ホーリーホック×ザスパクサツ群馬』戦では、試合前とハーフタイムの2回に渡りトークショーを実施した。
キャストは、好評発売中のコラボレプリカユニフォームに身を包み、初めてサッカーを生観戦。ハーフタイムに中上は「サッカーの面白さに目覚めてしまいました」と語り、渕上は「みんなと一緒に盛り上がることができた」と興奮気味。吉岡は「サッカーも戦車道もフェアプレーで一生懸命戦うという共通点がある」と、語った。
また、『ミツウロコ サンクスマッチ』という事で、同社が手掛ける『ガルパンオリジナル天然水』をしっかりアピール(水戸市や大洗町で販売)したほか、コラボの一環として
選手紹介前にキャラクターの声で会場案内を実施。尾崎は自身が演じる五十鈴華の劇中のセリフを元に、「この一撃は、水戸ホーリーホックの勝利を決める一撃…!」と、所属する鈴木隆行選手の選手紹介時にスペシャル
アナウンスを実施。すると鈴木選手が2ゴールを決め、試合は水戸ホーリーホックが2-0で見事勝利を収め、喝采を浴びていた。
『ガールズ&パンツァー 劇場版』は現在、特報映像を公開中(http://youtu.be/AmGYEx-ka3M)!現在鋭意制作中!