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岡田将生 舞台初出演で早熟の天才詩人・ランボーに抜てき!「とても幸せに感じています」

岡田将生 舞台初出演で早熟の天才詩人・ランボーに抜てき!「とても幸せに感じています」
舞台『皆既食―Total Eclips―』が11月に上演!

 俳優・岡田将生(24)が今年11月7日からBunkamura シアターコクーンで上演される演出家・蜷川幸雄氏(78)の舞台『皆既食―Total Eclips―』を主演し初舞台を踏むことが28日、発表された。

 本作は19世紀フランスを代表する天才詩人、アルチュール・ランボーとポール・ヴェルレーヌの軌跡が描かれるもの。物語は、若く才気溢れるランボーと、その才能をいち早く見出したヴェルレーヌとの運命的な出会いから始まる。突如現れた自由奔放なランボーに心揺さぶられながらも、美しい若妻への執着や、厳格な義父母の干渉も断ち切れないヴェルレーヌ。パリ、ブリュッセル、ロンドン…。2年間に渡る放浪と闘争の日々、その果てに来る別離と破滅、そして各々の孤独な最期が描かれる。

 岡田は「早熟の天才」と評されたランボーを演じる。「俳優の先輩方から舞台の面白さをたくさん聞いていたので、いつか挑戦したいと思っていました。25歳になるこのタイミングで、ランボーという演じがいのある役に出会えることをとても幸せに感じています」と、本作へ向け気合のコメントを寄せており、蜷川氏へは、「蜷川さんに対しては怖い方、というイメージを持っていましたが(笑)。お会いしたら、包み込むような優しい目をされていて、『自由にやって!』とおっしゃって頂きました」と、印象を明かすことに。

 さらに岡田は、「ヴェルレーヌが奥さんを置いてランボーに走るほど、魅力的で、はかなくて、そして天才と言われる人物なので、まだ謎が多いです。どうやって表現していくか稽古場で探していければと思っています」と、抱負を述べている。

 なお、ポール・ヴェルレーヌ役には俳優・生瀬勝久(53)が起用されているが、岡田は「胸を借りるつもりで、教えて頂けるものを全部吸収したいと思っています。この戯曲には面白さがたくさん詰まっているので、あとはやるだけです!演劇というものに真摯に向き合っていきたいですし、蜷川さんや生瀬さんをはじめ、たくさん舞台を経験していらっしゃる方々にいろいろ教えて頂いて精いっぱい頑張りたいなと思っています」と、メッセージが。

 その生瀬は、「岡田君の初舞台というところに、おそらくほとんどの方の期待が向かうと思うんですけど、まあ、僕も黙っちゃいないよということです」と、意欲を燃やしている。

 一方、蜷川氏は、本作を以前から舞台化したかったそうだが、「主演の俳優がなかなか見つからなかったんです。そんな時、『繊細な演技がちゃんとできて、うまいなあ』と思っていた岡田将生君と一緒に仕事をしようということになり、ランボーを提案したら、『やってみたい』と言ってくれた。じゃあ、勝負掛けるか!(笑)ということになったわけです」と、起用理由を説明しつつ、「この挑戦はとっても良いステップになるだろうし、彼の新鮮な演技に出会いたい。僕も冒険する楽しみがあるなと思っています。実際に会ってみて、繊細な空気を身にまとっている、頭が良い青年だな、という印象を受けました」と、好印象な様子を見せている。

 ほか、ランボーと奇妙な三角関係を結ぶヴェルレーヌの若妻マチルダを中越典子。2人にとって最初の障害となる権威的なヴェルレーヌの義父には辻萬長。上流社会を象徴するその夫人に加茂さくら。また、ヴェルレーヌの孤独な晩年に寄り添う娼婦に立石涼子が起用されている。

 舞台『皆既食―Total Eclips―』は11月7~29日に東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、12月4~7日には大阪・シアターBRAVAにて上演!

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