『海賊戦隊ゴーカイジャー』（テレビ朝日系、2011年―2012年）でゴーカイレッドを演じた俳優の小澤亮太（26）が15日、都内で映画『アキラNo.2』（監督：吉村典久／配給：エスピーオー）完成披露試写会に現役K-1ファイターでキックボクサーの城戸康裕（31）、五十嵐麻朝（29）、吉村典久監督と登場した。
『アキラNo.2』は『ヤングキング』（少年画報社）で連載中の人気漫画の映画化作品で、これまであまり注目されなかった不良の“No.2”に焦点を当てて描く。気配りを重ねながらNo.1を目指すアキラを小澤が演じ、“史上最強のNo.1”として恐れられるツトムを城戸が演じる。
作品のオファーを受けた時、小澤は「“ヤンキー漫画、バトルものだな、これでアクションができるぞ”と思ったんです」と振り返るも、「原作を読むと俺の役は結構やられてるな、そういう役ね……」と苦笑い。「でも原作がすごく面白くて、やる気満々で漫画を何回も読んで撮影に臨みました」と楽しそうに語った。
現役格闘家の城戸は顔にカットバンを貼り、負傷した傷も生々しい姿。撮影中のエピソードを聞かれると「河川敷で戦ってたんですが、やたら監督が脱がすんですよ。『城戸くん脱いで』って。篠山紀信より脱がされましたね」と照れ笑いした。小澤も「僕らも脱がされましたね」と作品の見所（？）をアピールした。
自身もキックボクシングをする小澤は撮影を通じて城戸とすっかり仲良しになったという。城戸が「亮太くんと僕が一緒に飯行ったり、一緒に走ったり、ゲーセン行ってずっとクレーンゲームやったり」と話すと小澤は「UFOキャッチャーすげー取れるんですよ！ ヘリコプターのやつ5個も獲ったの！」と楽しそうに話し、五十嵐は「今度僕も誘って」と羨んだ。
作品にちなみ2番目に大切なものを聞かれると「一番大事なものは夢。2番目は金」（城戸）「一番は家族だと思う。2番は一歩踏み出す勇気ですね」（五十嵐）とそれぞれ話す中、小澤は「大事なものを考える……」と答えに困り、城戸からからかわれていた。
小澤が「七夕あったじゃん。たまたまロケに行っていて、子供が書いた願い事に『かき氷が食べたい』というのがあって、いいなと思って。それだけ」とマイペースぶりを発揮すると、城戸は「それ裏で言って。今いらないから」息もピッタリなふたり。撮影中にあった差し入れで「俺が一番美味しかったのは亮太くんの唐揚げ」と城戸が話すと、小澤は「でも大量に買いすぎて余っちゃって、悲しかったよ」と嘆いた。
最後に小澤は「ポスターだけ完全にヤンキー映画ですが、コメディの要素もたくさんあり、男の友情もありますので観てください」と笑顔で呼びかけた。
『アキラNo.2』は9月27日からシネマート六本木で独占公開。
