タレント・眞鍋かをり（34）、フリーアナウンサーの木佐彩子（43）、ロバート キャンベルらが21日、都内ホテルで『次世代リーダー キャリアカンファレンス～チャレンジし続けるキャリアの切り拓き方～』トークイベントに登場した。
リクルートキャリアが運営する次世代リーダーのキャリア形成を支援する今年6月24日から開設された新サービス『CAREER CAVER』主催。同サイトでは経営幹部クラスの転職支援実績が豊富なヘッドハンターから、ビジネスパーソンが自ら自分に合うヘッドハンターが見つけられるというサイトとなっている。
キャリア形成をテーマにトークとなり、眞鍋は、「この業界は3年後とか全然分からなくて、思ってもいないことになっていたりとかします（苦笑）。来年のこととかは考えたりしますが、3年後、10年後というのは…。常に変わらなきゃいけないなという強迫観念はあります」と、突き動かされるものが内面にあるそう。
「人生が大きく変わる転機が降ってきた時には無条件に風が吹く音が聞こえるというか、普段はリスクを嫌うんですけど、根拠のない自信が湧いてくる瞬間があるんです」という眞鍋は、キャリアのターニングポイントとなった部分について問われると、2002年の大学卒業時のこと挙げることに。
眞鍋は1999年の吉野家でスカウトされて始めた芸能活動だったが、「就職活動と芸能活動を天秤にかけるというのがあったんです。どうしようかと考えた時にメリットとデメリットを出して考えました。当時、就職氷河期で大してこれをやりたいという職種もなくて、5年間企業で働いたときと、このまま芸能活動をやっていたらというのを考えました。そのとき芸能活動で食べに行けていたので、芸能界にいたほうが得かなと」と、考えてのものだったそう。
さらに、もう1つのターニングポイントへ、2009年末には当時所属していた事務所『アヴィラ』を退社し別の事務所の所属となったことも挙げ、「環境が自分にとってうまくいかないというところがあって、30歳を過ぎてこの環境でやっていくのかと考えたんです。事務所が変わったときに、この業界なかなか円満にいかないこともあったので、一旦は仕事をお休みしないといけないこともあったんですけど、新しい環境でよくなりたいと考えたときに、新しい環境を取りたいなと。行動に移したら素晴らしい環境でお仕事をさせて頂いています」と、しみじみ。
そこで木佐アナが、“休んだ”という期間のことを問いかけ、眞鍋は「完全にお休みしたというわけではないですけど、週に半分仕事するかしないかの状況が2年くらい続きましたね」と、明かしつつ、「そのときにほかの芸能人がやらないことをやろうと。チーズの資格を取ったのもそのときです。ただ、私は自分のやりたくないことはやりたくないというので、自分の好きなことばかりになってしまったんですけど」と、苦笑いを浮かべることも。
2011年のやしきたかじんさんのトーク番組『たかじんNOマネー』で共演したキャンベルからは、「何でもできる人でした。すごくガツガツしてなくて自然なんです。ムッとするとか表情に出すというもの価値がある」と、評価されると眞鍋もニッコリ。
同番組の話題は続き、眞鍋は「頭のいいおじさんがケンカしてて逃げ出したいと思っていて、最初は憂鬱になって思ってやっていましたけど、やっているうちに慣れました。全然違うポイントからコツがつかめたりとか、イヤイヤでも続けてみるというのは得るものがあるというか、すごく勉強になった大事な番組ですね」と、振り返っていた。
ほかにもトークでは眞鍋がいまと違うキャリアならどうなっていたかということをプロのヘッドハンターから評価されることとなり、「好奇心が強い方ではないかと、あとは冒険がある」「制約制限がない会社なら、どこでも成功されたのでは」と、言われた眞鍋は「活動をやめることはないですけど、考えてみようかなと考えました」と、まんざらでもなさそうだった。
最後に眞鍋から、「転職するとなった時に信頼できるヘッドハンターさんがいるとか、アプローチするとか、自分で種をまくというのは大事なんだなというのは思い知りましたね。どれが目が出るか、どれが花をつけるかわからないので」と、講演に参加しての感想をまとめていた。
