女優の小松奈々（18）が24日都内で行われた映画『渇き。』（監督：中島哲也／配給：ギャガ）女子高生限定試写会にタレントのデヴィ夫人（74）と登場した。
中島哲也監督の最新作『渇き。』は突然失踪した高校生の娘（小松）の行方を元刑事の父親（役所広司）がたどると、衝撃的な事実が次々と明らかになっていく…という物語。（参考記事：役所広司、“狂犬”のキャッチフレーズに満足）
かなりハードな内容に本編を見た会場の女子高生たちからも「直視できなかった…」というコメントがささやかれた同作。デヴィ夫人は「映像的にはたいへんお上手と思いましたね」と婉曲に語りながらも「まったくちんぷんかんぷん。セリフがわからない。何を訴えたいのかまったく分からない不思議な映画。凡人にはわからないでしょう。すっごい映画を観に行きたいという人は見に行ってください」と率直なコメントで会場の関係者を苦笑いさせた。
しかし、わからないなりにも「役所さんや中谷（美紀）さん、オダギリ（ジョー）さん、素晴らしい俳優の方が本当に熱心に役に取り組んでいらっしゃる姿がびっくり。ああいう役をよく受けたな」とPR。会場の女子高生たちからの質問には「お若いですからお化粧なんていらない。余暇で（化粧を）するのはいいんですけど私は反対です」と持論を語った。
また、都議会での一部議員の“セクハラやじ”問題について「大人のモラル、道徳、倫理観の無さに非常にショックをうけています。ああいうことを政治家が言う。（最初は名乗り出なかったことに）ありえないですね」とバッサリ斬った。
舞台に黒のドレスで小松が登場すると「お上手でしたね〜ビックリ」とデヴィ夫人。小松は「大変なこともすごいありましたね」と振り返りながら「周りのスタッフさんが楽しい方ばかり。それに救われて毎日楽しかった。監督さんは周りから怖いと言われてますけど、私が緊張しているのをわかって、すごく気を使ってもらったり」と話し「見た目は怖いんですけど」と笑顔。「高校生や同世代の方に今までにない衝撃を受けていただきたいと思います」と呼びかけた。
『渇き。』は6月9日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー！
