俳優・岡田将生（24）が14日、都内で主演映画「オー！ファーザー」（監督：藤井道人／配給：ワーナーブラザース映画）の完成披露試写会に忽那汐里（21）、佐野史郎（59）、河原雅彦（44）、宮川大輔（41）、村上淳（40）とともに出席。「家族にはいろんな在り方があると思う。ボクにとって家族は心の寄りどころ。作品を演じて、あらためて家族は大切な存在なんだなと一層考えさせられた」としみじみとPRした。
過去の母親の4股が原因で、父親が4人もいる複雑な家庭に育った高校生・由起夫（岡田）が、ひょんなことから謎の武装集団に拉致され、4人のオヤジたちが息子を救おうとするサスペンスコメディ。
注目すべきは見るからに個性の違う、佐野、河原、宮川、村上の4人の父親だが、岡田は「いま、この場では緊張しているけど、裏側ではみんなでボケてツッコんっでる。毎日、4人が現場を盛り上げてくれた」と感謝しきり。これに「ボク自身は余裕がなかったが、ひとりひとり、みなさんキャラクターが違うので楽しかった」（佐野）、「現場にアドリブたくさんやったのに、いっさい使われてない！メッタ切りです！血まみれです！」（河原）、「いい雰囲気で和気あいあい。それが作品に出ていると思う」（宮川）、「いつも岡田将生という俳優をが現場の中心にいて、頼もしかったですよ」（村上）と父親としてのコメントもそれぞれだ。
一方、岡田の秘密を知る同級生役の忽那も「撮影には途中からの参加だったので、最初は入っていけるかと様子をうかがっていたが、あまりにお父さまと岡田さんの雰囲気がよくて、心配なく入っていけた。そもそも、制服が1年ぶりとか久しぶり。スカートが短いなとかソワソワしていたが、とにかくモチベーションをあげてやった」と笑顔で振り返った。
また、作品のお題にちなんで、MCから今でも覚えている自身の父の言葉を問われると、岡田は「うちは姉妹がいて、ケンカをすると、力では男が勝ってダメじゃないですか。そこで、ケンカをしても、あげたくなる手をガマンして耐えるとか、男は黙っているもんだと教わりました。それにしても、女の人の言葉はすごくて、絶対に勝てない」とオンナには懲り懲り？ 一方の忽那は「私の父はとっても真面目な父親で、家で陽気な母とかが朝からふざけていても表情が変わらない。でも、そんな変わらない誠実さが、いまでは支えになっている」としみじみと話した。
この日は、お題にちなんで、岡田と父親役の4人がフリップを使った”親子の絆”ゲームも展開。意外にも現場でいちばん真面目だった宮川が、真面目好き（?）の審査員・忽那からベストファーザー賞に選出。その後、岡田から藤井監督に、サプライズで台本カバーがプレゼントされたが、藤井監督が感極まって涙ぐむひと幕も。というわけで、ハートフルな舞台あいさつを繰り広げた面々がつくりあげた”家族の絆”に乞うご期待！ 24日公開。
