人気アイドルグループ『Kis-My-Ft2(キスマイフットツー)』の藤ヶ谷太輔(26)が10日、東京・渋谷のパルコ劇場で舞台『コルトガバメンツ~ハジメのハジマリ~』(作・演出:田村孝裕)ゲネプロ開催を前に、中尾明慶(25)、窪塚俊介(32)、渋谷謙人(26)、升毅(58)とともに囲み会見を開いた。
藤ヶ谷初のジャニーズ以外のキャストと組んだ舞台となり。遠い過去や1年前、そして現在を小学校時代の親友3人を含めてテンポよく織り込んで見せることで、主人公・藤井の孤独や深層心理を照らしだし、さまざまな世代の人へのメッセージを訴える作品に仕上がっている。
■以下、囲み会見全文
藤ヶ谷:いつも僕、声小さいんですけど、舞台をやることになりまして、大きい声を出せるようになりました。
報道:ピンマイクジャニーズと言われますよ。
藤ヶ谷:そのアダ名いらないなぁ(苦笑)。
報道:舞台はどんな内容なんですか?
藤ヶ谷:心にじんわりと来る作品です。僕はあることがきっかけで、ひきこもりになるという役ですが、生きているとこういうことあるよなって、日々の小さいことの積み重ねとか、自分を思って観て頂いてもすごくおもしろいと思いますし、こういう友達いたなとか、当時言っちゃったけど、という感覚は誰にでもあると思うので、説明するよりも観ていただいた方が。説明はできるんですけど、言葉で言っちゃうと、簡単に聴こえてしまうんじゃないかなと。観て受け取って頂いたらと思うんですよね。
報道:コルトガバメンツというとハードボイルドな作品という感じも受けたんですが?
藤ヶ谷:僕はまったく思わなかったです(苦笑)。でも、コルトガバメンツというのがキーワードになったりしているので、(ポスターで銃を撃つようなポーズになっているのも)それも観て頂いて、つながっているというのを感じて頂ければ。
報道:升さんはどのようにかかわっているんでしょうか?
升:小学校時代の同級生はなんです。私以外は。僕は藤ヶ谷くんの働いている会社の上司の部長なんです。会社の中でいろいろござまして、そのことが原因で彼が閉じこもってしまうと。あとは、小学校時代の友達ともちょっとしたトラブルとかあります。
報道:中尾さんは?
中尾:小学校からの同級生でザ・ガキ大将ですね。当時はすごく仲良かったですけど、あることがきっかけで、藤井との距離が離れていってしまって、それをもう一度、仲間たちに戻れるように進んで行きます。
報道:窪塚さんは?
窪塚:僕の役どころは仲良し4人組のうちの1人で、僕の役は人のあげあしとってみたり、からかってみたり、藤ヶ谷くんのファンの反感を買わないように穏便にはじけたいと思っているわけです。
報道:共通するところはない?
窪塚:僕はすごくやりやすい役です(笑)
報道:渋谷さんは?
渋谷:幼なじみの中で、中和するというか、真面目な役で。台本読んで真面目な役だと思っていたんですけど、稽古始まってから、笑いを提供する役になってきていて。
報道:一瞬観た感じひきこもりの役なんですか?
渋谷:僕はひきこもりじゃないです!
報道:男性だけの舞台になりますが?
藤ヶ谷:おもしろかったですよね。同級生だったり、会社のつながりだったりとか。
報道:やはり座長として引っ張ったりはされているんですか?
藤ヶ谷:もちろんですよ。みんなで行ったりとか、個々で行ったりとか、始まったら落ち着くんじゃないかなと。なんていうか、キスマイはスケジュール分からないんですよ。急に言われるので。いつもご迷惑をおかけしています(4人に頭を下げる)。でも、食事行きたいですね。行ってはいるんですけど、回数を重ねたりとか。自分が初めてなんですけど、東京だけではないところにも行くので、そういうところのご当地ものとか。行けるんじゃないかな、そういう時に行かせてくれるんじゃないかなぁと。希望ですね(笑)。
報道:デビューした後の舞台としては初ですよね?
藤ヶ谷:そうですね。自分でこう、なにをやりたい、何をやりたくないと言っていたわけではないので、気づいたら久しぶりだった。なおかつ、ジャニーズ以外の舞台は初めてだったので、いやー、難しいですね。おもしろいですけど、難しいんです。まずは、声を大きく出すとか(苦笑)。それと、そこに存在するかどうかとか、誰にどれくらいのエネルギーをぶつけてるんだとか。自分はこれからも、お芝居をやっていきたいと思っている分野だったりするので、それを30手前でもう一度、教えて頂けたというか感じられたのは嬉しいことかなと思いますね。
※後編に続く。