アイドルグループ『AKB48』新チームKの『RESET』公演が7日、東京・秋葉原のAKB48劇場で開かれた。
『RESET』は2010年から披露されていたチームK 6th公演。その後、12年にAKB48研究生が、13年はSKE48チームS 4th公演としても行われた。本公演を持って、4月23日から行われてきたAKB48の新体制での公演がすべて初日を迎えることとなった。
横山由依キャプテンのもと、SKE48チームSの松井珠理奈、NMB48チームNの山本彩、HKT48チームHの兒玉遥と、各グループを代表するチームの“エース級”が集まる新生横山チームK。それだけに、冒頭では兼任メンバーがそれぞれ熱のこもった個性を発揮したあいさつが見られることに。松井は、自身同演目出演経験も振り返りつつ、同公演にかけ「今日も一日がんば“リセットー”！」と、ダジャレが炸裂。兒玉は「このチームKはいいチームになるん◎△●×▽…」と、あいかわらずの滑舌の悪さを見せることに。
続いて山本は、久しぶりのAKB48劇場で緊張していると話つつ“脱！借りネコ”宣言が飛び出しつつ、「きょうはとにかくすごく緊張していたのですが、メンバーみんなもいい空気づくりをしてくれていたので心配はなかったのですが、私自身で不安なところもありましたが、みなさんが、声援だけでなくまなざしまで温かかったのが、胸に響いてすごくうれしかったです。これから公演の回数を重ねて行って、NMB48劇場だけでなく、このAKB劇場も私のホームとして大切にしていきたいと思います。みなさんこれからもよろしくお願いします」と、意気込む。
そんなメンバーそれぞれが魅力全開で披露したパフォーマンスは、1曲目『RESET』から圧倒的な迫力で『ウッホウッホホ』では、ゴリラ役をキャプテン横山が担当するほど。その横山は、ゴリラの動画をたくさん見て学んだというだけあって、造形模写は完璧で、あえて静止で魅せるという特徴もあった。
さらに、ユニット曲冒頭3曲は、兼任メンバーがそれぞれセンターを務め、『制服のレジスタンス』での山本は、ダンスの正確さと表現力の高さで見るものを釘づけ。『奇跡は間に合わない』ではマニッシュに決めた兒玉が切ない恋心を、『逆転王子様』では珠理奈が赤いチェックの可愛い衣裳で恋する乙女心を表現。そして『心の端のソファー』では小嶋真子がとびきりの笑顔で会場をほっこりした雰囲気で包んでいた。
アンコール明けのMCで、横山は、「新しいチームKはアットホームなチームしたいと思います。みんながほかの仕事や活動をしている中で、戻ってきたら落ち着けるようなチームにしたいです」と意気込みを語り、最後の曲『引っ越しました』では感涙の表情を見せていた。
■7日出演メンバー
相笠萌、阿部マリア、石田晴香、岩佐美咲、北原里英、小嶋真子、兒玉遥、後藤萌咲、島田晴香、鈴木紫帆里、田野優花、永尾まりや、松井珠理奈、山本彩、湯本亜美、横山由依
■7日セットリスト
Overture
M1：RESET ALL
M2：洗濯物たち ALL
M3：彼女になれますか？ ALL
M4：ウッホウッホホ ALL
M5：制服レジスタンス 山本・田野・相笠
M6：奇跡は間に合わない 兒玉・鈴木紫・阿部
M7：逆転王子様 松井珠・永尾・後藤
M8：日のためにキスを 横山・北原・岩佐・島田
M9：心の端のソファー 小嶋真・石田・湯本
M10：毒蜘蛛 ALL
M11：オケラ ALL
M12：ホワイトデーには… ALL
M13：ジグソーパズル48 ALL
～アンコール～
M14：星空のミステイク ALL
M15：夢の鐘 ALL
M16：引っ越しました ALL
