
俳優・野村周平(20)、松島庄汰(23)が3日、東京・シネマート新宿で主演映画『クジラのいた夏』(監督:吉田康弘/配給:ユナイテッドエンタテインメント)初日舞台あいさつに吉田監督とともに登壇した。
ある地方都市で4人の若者が大人への階段を登る途中でレールに乗った人生は歩きたくない、でも生きる目的を見つけたいけど見つからないという、モヤモヤした悩みを抱えた姿を爽やかに描いた青春映画となる。
舞台あいさつでは、本作に出演し、今年2月に芸能界を引退した元俳優の浜尾京介さん(22)からの映像メッセージが届くことに。

浜尾さんは、本作で印象的だったことを「最初から最後まで、みんながすごく笑っていたのが印象的で、撮影期間が短くて大変だった思い出もたくさんあるんですけど、僕がスゴく『いいな!』と思ったのが仕事をみんなすごく楽しんでいるな!というのがあって『ヨーイスタート!』で芝居して、『カット!』ってかかった瞬間、僕らも、スタッフさんもみんな笑っているんですよね!『なんかおもしろかったな~』みたいな、そういうのがスゴくよくて、僕が1週間ちょっとの作品に携わることができて良かったなと思うので、ありがとうございます」と、感想を。
さらに、浜尾さんは本作の見どころについて、「この映画は大きなテーマでいうと『すばらしい友情』が描かれている、そんな作品だなと思います。女の子が見たら『これってバカじゃない!』とか『ちょっとアホらしいな』と思うかもしれないけれど、でも『友情』ってそうだなって思う。この映画を僕は見て、そう思うし、女の子が見ても男の子が見ても『過去にこんなことがあっただろうな?』って思わせてくれるような作品になっていると思います。ぜひ楽しんで帰ってください!笑って帰ってください」と、メッセージを送った。

この浜尾さんのコメントを聞いて、主人公のチューヤ役を演じた野村は、「ホントに浜尾くんがこの場にいるんじゃないかなと思うような、そういう映像でしたね。きょう見に来てんじゃないかな?隣に浜尾くんがいるような、そういう気持ちになった、そういう動画でした。ホントに浜尾くんとやれたことが誇りに思います」と、しみじみ。
一方のJ役の松島は「すごく真面目な奴だったんで、1つのことに没頭すると、ずっとやり続ける、最後までちゃんとしっかりやるタイプだった。なんか考え過ぎて『ちょっと違うんじゃない』というところもちょっとあったり、考えすぎて、抜けるところがあったり、そこが魅力的で男から見ても、ただただイケメンでした!顔ちっさいしね!横に立ちたくなかったですもん!『監督に立ち位置変えてもらえませんか!』ってお願いしましたもん!」と、振り返る。
最後に吉田監督も浜尾さんのことに触れ、「目がキレイなのは心がキレイだからなんですね。純粋な『どうやってそだったの』っていうぐらい純粋で良い子です」と、それぞれの浜尾さんへのコメントに観客からも笑いが起きるなどホッコリした空気に。
撮影以外でも野村、松岡、浜尾さんの3人が宿泊先の部屋にあった日本人形が怖くて一緒の部屋に寝泊まりし松島がボッチ状態だったエピソードを披露するなど。浜尾との思い出を語りつつ終始、和気あいあいとした雰囲気の中舞台あいさつは終了した。
映画『クジラのいた夏』は5月3日よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国順次公開!


