人気コミックを原作にしたアニメ『咲-Saki-』シリーズに出演する声優の植田佳奈(33)、白石涼子(31)、伊藤静(33)、白石稔(35)が28日、都内で『CR 咲-Saki-』〜今日はこれ、打っちゃっていいんですよね?!〜導入直前公開プレスイベントに“パチンコアイドル”の南まりか(28)と出演した。
麻雀を舞台に女子高校生が能力者バトルを繰り広げる『咲』がついにパチンコ台に。同機では原作アニメに使われた楽曲と、橋本みゆきによるオリジナル楽曲2曲を収録。改めて原作出演の声優による声の収録を行い、数々の名場面が機体の上で繰り広げられる。
宮永咲役の植田、渋谷まこ役の白石(涼)、竹井久役の伊藤の3人はステージに登場。植田が「白石(稔)さんって声優だったんだ」と冷やかすと、白石(涼)も「ちょっとやめてくださいよ、名前かぶるの」とニヤリ。アニメでは実況役など二役で出演中の白石(稔)は「僕も出てるんだって!」と苦笑いだった。
植田は「第一期が終わってからずいぶんたつんですけど、台本を頂いたらパチンコと思えないボリュームで。すごい作品になるんじゃないかとがんばってやらせていただきました。収録は合計で3日間かかりました」と気合の入った舞台裏を語った。白石(涼)が「広島弁なので大変でしたと振り返ると伊藤は「アニメの時も知り合いの広島弁の人に聞いたりしてたよね」と笑いあった。
「麻雀にもパチンコにも押し時、引き時があると思うので通じるものがある」と話す植田。ほぼ触れたことがあるだけのふたりに対して「私は自分の(出演する)台が出たら結構打つようにしてるんですけど、出なかったら知り合いから『お前が出たのに負けた』と言われたり、出たら『お前のおかげで出たぞ』と言われたり“中の人”ならではの楽しみがある」と明かした。
作中で印象に残っているセリフを聞かれると植田は「一期の大将戦で咲がつぶやくセリフがすごく印象に残っているんです。最終回のひとつ前かな『麻雀って楽しいよね』と言った後にお得意のカンをして、嶺上開花(りんしゃんかいほう)であがる。数え役満なんですよ」と苦笑。容赦のないシーンに白石(稔)も「楽しいよね、と言いながらそのあとに冷酷無比」と苦笑。白石(涼)も「名台詞だった。あんなにケロっと言われると『お、おう』としか言えないですよね」と笑いを誘った。
現在テレビ東京とBSジャパンで本編の再放送が行われているが、過去の名シーンを振り返り伊藤は「今の和(のどか)って咲にベタぼれじゃないですか。最初のこういう時期を乗り越えて今なんだな」と感慨深く語った。伊藤はシリーズの魅力を「いろんな学校のいろんな個性を持った子たちと熱いバトルを繰り広げて、みんなちょっとずつ成長していく」と解説。植田も「麻雀の魅力もあると思うんですけど、多彩なキャラクターがそれぞれの持ち味のある麻雀を打つ。それぞれにドラマがあるところが愛されている秘訣なのかな」と話した。
本編のアフレコについて白石(稔)「本当に数が多い。咲の現場はモニターの下にまで座り込んでるぐらい」と述懐。植田は「アフレコスタジオに40人以上入ることもありました」と明かし会場を驚かせた。実際に完成したばかりの実機を使ったプレイでは、植田がいきなり大当たりを出し、登場人物さながらの強運ぶりを披露。最後に「ファンから『CR咲』はまだですか、心待ちにしてます、とTwitterやらイベントやらで聞かれていて、今日素敵な台をご紹介できて嬉しいです。麻雀をもっと愛してもらえればパチンコも咲も楽しめるのではと思います」と締めくくった。