アイドルグループ『AKB48』チームBの千秋楽となる『ウェイティング』公演が23日、東京・秋葉原のAKB48劇場で開かれた。
冒頭の自己紹介で、先日26歳を迎えた小嶋陽菜は「全身ピンクのふりふり衣裳は見納めだと思います」と、あいさつ。23名全員の出演によりセットリストも曲数を増やし全21曲を披露するという豪華なものに。途中MCでは、大場美奈と柏木由紀が「きょうぱるるが飴を持ってきたけど、それが賞味期限切れだった」と明かして沸かせるなど、和やかな雰囲気で公演は続いた。
アンコール後、メンバー1人1人が今の気持ちと感謝の気持ちをスピーチ。しかし、そこでも、小嶋は「チームBを離れたくないとずっと思ってました。…それはチームAになったら新しい振りを覚えないといけないから」と、場内を爆笑させることに。島崎も、「チームBになって、釣り師の柏木さんの振りを一生懸命盗み見して真似しようと頑張ったけど、私には向いてないな、と思ってやめました!」と、告白し、またも場内に笑い声が響くこととなった。
さらに、本公演は『SKE48』へ移籍する大場美奈・山内鈴蘭、『NMB48』へ移籍する市川美織・藤江れいな、『AKB48』の兼任から『SKE48』兼任となる渡辺美優紀も兼ねることとなり、それぞれからメッセージが。
市川は「私は今まで先輩にも後輩にも甘えてきた人なので、このチームBの先輩方に教わったように、これからはみんなに影響を与えらえるような、私の背中を見て誰かが学んでくれるような人になりたいな、と思っています」。
大場は、「私は以前、ダメダメキャプテンだったので、梅田さんを本当に尊敬していました。梅田チームBは、自分が変わったきっかけになったチームだったので、本当に感謝しています。これからは名古屋ですが、新幹線代を後悔させないので、みなさんこれからも応援よろしくお願いします」。
藤江は「今年で二十歳なので、今年は勝負の年にしなきゃいけないと思っていました。NMB48のチームMに移籍することになり、今の私にはトーク力が必要だと思うので、チームMでは埋もれないようにグイグイ頑張っていきたいと思います」。
山内は「チームBで先輩に負けたくないという思いが強くなりました。これからはSKE48 のチームSに移籍になりますが。新幹線のひつまぶしおにぎりを食べながらみなさんぜひ来てください!」。
渡辺は、「柏木チームB、梅田チームBと 2 年間チームBにいました。NMB48に移籍してくるメンバーのみなさんのために、私がチームBに受け入れて頂いたように、私が受け入れたいなと思います」。
そして、キャプテンの梅田彩佳から、「私はみんなに育ててもらったキャプテンでした。私は今度NMB48のチームBⅡに行きます。昨日BⅡの初日を迎えましたが、みんながむしゃらで素晴らしいメンバーで、すごく楽しみです。8年前、初めてこのステージに立ち、自分の夢がここから始まるんだと、ワクワクしていたのを思い出しながらきょう踊っていました。この30センチしかないステージの、7名のお客様だったAKB48が、本当にたくさんのみなさんに支えられ、大きいコンサートができるようになりましたが、私たちはこの劇場の、目の前のみなさんを楽しませることができないと意味がないと思うので、これからもステージに立つことができる限り、私は立ち続けたいし、横にいるメンバーがキラキラしているのを感じながら、これからも頑張っていきたいと思います」と、メッセージを寄せることに。
最後の1曲は、キャプテン梅田センターでの『前しか向かねえ』となり、22日に卒業公演を行った野中美郷も私服で加わり、24人での披露となった。
■出演メンバー
石田晴香、市川美織、岩佐美咲、梅田彩佳、大場美奈、大森美優、大家志津香、柏木由紀、片山陽加、加藤玲奈、川本紗矢、小嶋菜月、小嶋陽菜、島崎遥香、高城亜樹、竹内美宥、田名部生来、中村麻里子、名取稚菜、藤江れいな、山内鈴蘭、横島亜衿、渡辺美優紀 ※野中美郷(ラスト一曲出演)