SKE48のメンバー、“交換留学生”として乃木坂46を兼任する松井玲奈（22）が13日、都内の福家書店 新宿サブナード店で2nd写真集『ヘメレット』（ワニブックス）発売記念イベントを行い3000人限定ファンが集まった。
2012年に発売した前作『きんぎょ』から2年、松井にとって自身の魅力を存分にアピールする写真集が発売された。『ヘメレット』では3人のカメラマンによる多彩なショットに加え、松井自身によるエッセイやファンからの質問、『惡の華』の漫画家・押見修造との対談、そして鉄道やアニメについてなど松井らしいユーモアと趣味が濃厚に反映された一冊となっている。
会見に松井は淡いグリーンのトップスにタイトな白のスカートというスタイル。この日、千葉の幕張で行われた乃木坂46の握手会から駆けつけた。
【以下、全コメント】
◯タイトルがなぜ『ヘメレット』なんですか？
「タイトルはちょっと変わったタイトルがいいなと思ってこれにしたんですけど、読んでいただいたらなんでこんなタイトルかわかるので。ぜひ読んで確認していただけたら」
◯買わなきゃわからない？
「買わなきゃわからない（笑）。買って読んだら必ず分かるようになっているので」
◯立ち読みでも？
「立ち読みはあまりしないで欲しいな。マナー的にも」
◯出来はどうでしょう？
「私のやりたいことをたくさんやらせていただいたので、すごく満足したいいものができた自信があります。アイデアをたくさん出して、それがすべて私のやりたいこと。自己満足が詰まった1冊になってます」
◯具体的には？
「浅草の『花やしき』にどうしても行きたくて。浅草が東京の中でも一番好きでどうしても行きたくて。『花やしき』でも撮影ができてすごく満足。写真集なのに、読み物ページが多くて、ロングインタビューだったり私の書いたエッセイとかもあって。そういうのを入れたいというのも自分の意見なので。読み物のページはかなり私の意見がギュッとつまってます」
◯写真集にあえてエッセイを詰め込んだ理由は？
「フォトブックって言い方でもよかったんだと思うんですけど、やっぱり写真集という言い方が私が好きっていうのと、自分で写真集読んでいる時に“ここにちょっと文字があったら面白いだろうな”とか、この中で私のことをもっと知ってもらえたらと思った時に文書のページをたくさんいれていきたいなと思って」
◯1作目は全部写真？
「写真オンリーでした」
◯そのころと比べてどうですか。
「最初の『きんぎょ』の時は、与えてもったものをやるのが精一杯だったんですけど今回は一緒に作っていくことができたらいいなという気持ちが強かったので、一緒に作っていけて満足してます」
◯余裕が出てきた？
「余裕はないですけど（笑）。自己発信をすることがすごく好きなので自分の頭の中のイメージをいろんな人に手伝ってもらってファンの方だったりいろんな方に伝えることができたらな、という思いなので」
◯お気に入りのページは。
「このページです。表情だったり。これも私のやりたいことのひとつで、“大きな紙を破りたい”っていう。小さいころ障子を破るのが好きで、大掃除にときに。それをまたやりたいなという気持ちが。それと、ブルーなのでバックが。紙が青に透けてたりする透け感がすごく好き」
◯気持よかったですか？
「気持ちよかったですね！ 楽しかったです。かなり大きい紙、3枚ぐらい思いっきり破りました」
◯なかなかそういう気持ちになることはないのかな、という気もしますけれど？
「子供の頃に“やっちゃだめ！”と言われたことをやるのが気持ちいい。他のページでもペンキをまいたり。すごく楽しかったです」
◯ストレスたまってます？
「ストレスはたまってないです（笑）。ストレス発散はお仕事なので」
◯他にオススメの写真はあります？
「見えにくい写真なんですけど。カーテンのレース越しの水着なんです。あまり出てないのに、セクシーっていうのが。自分にもそんな一面があったんだなというところが気に入ってます（笑）」
◯セクシーと呼ばれることに抵抗は無くなってきた？
「抵抗というよりかは、あまり自分の中に女性らしさというものを感じていないので。すごく言われると、意外だなと思います」
◯そうですか…（写真とじっくりみながら）セクシーですよ。
「見比べないでください（苦笑）、もう見せない（笑）」
◯点数をつけるなら？
「自分の中では100点以上の物を出さないといけないところがあるんですけど、結局は受け手の方、読んだ方の点数がそれが私に返ってくると思うので、自分で点数をつけるのは難しいなと思います」
◯やりきった？
「はい」
◯エッセイを書く時間はどのくらい？
「書くこと自体に時間はかからなくて、トータルで1日もかかってないですけど、撮影自体は3日間。全部で4、5日ぐらいなのかな」
◯ちまたではゴーストライターブームなわけですけど？
「全部私が書きました（苦笑）」
◯どういう所で書いたんですか？
「移動中の車だったり、夜お仕事終わったあとに携帯で書いてました。普通にスマホで書いて。雑誌で連載しているんですけど、そういうものは携帯で書いてメモ帳のところに残るようにして、後で見返せるようにしているので」
◯周囲の反応は？
「両親はすごい喜んでくれてて、メンバーからは『面白い写真集だね』と言ってくれて。『こういう写真集が読みたかった』という意見をすごい言ってもらえて嬉しかったです」
◯写真集を読むというのはあんまりない表現ですね。
「読んでくださいというのが私的にすごい気に入っている言葉なので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです」
◯前回の写真集では秋元康さんから「何に変わるのか？」という言葉がありましたけど、ご自身で何に変わったと思います？
「いたずらっ子に変わったんだと思います（笑）。（帯に）『いたずらっぽい目をして』と書いてあるので。いたずらっ子に変わったんだと思います。秋元先生に、私は本当に頑固なので、生きていくのが大変なんじゃないかと心配されているので（笑）。ちょっと人と変わったことや予想外のことをしたがるっていう発想がいたずらっ子に見えるんだと思います」
◯今日初めて乃木坂46のところに行かれたということでしたが。
「行ったとき、ステージに立ったときはすごい緊張したんですけど、終わってみると今ほっとしていて、楽しかったので。早く乃木坂のメンバーとともに活動したいなと思います。ファンの方は温かく迎えてくださってて、でもまだまだ認めてもらえるには早い段階だなと思う。乃木坂のメンバーとともにたくさんの時間をすごすことで少しずつ認めてもらえるようになったらいいな」
◯交換留学生という制度はどうですか？
「やっぱり今日1日いただけでもグループの違いを感じたりとか発見することがあったのでとても有意義なものだなと（思います）」
◯乃木坂のメンバーの写真集の反応は？
「見たみたいで、乃木坂の事務所にも置いてくださってたみたいで、今日会ったメンバーの何人かも『すごい良かったです』と言ってくれたので嬉しかったです」
◯次回作は？
「スペインに行きたいのでスペインで撮影したいです（笑）。でもスペインに行きたい理由はスペインの赤い壁の前で撮影したかったんです。でも今回千葉の真鶴で赤い壁の前で撮影したので（スペインは）いいかなと思って（笑）。私はどこでも連れてってもらえたら、どこでも写真を撮っていただけたらそれで嬉しいので。サードはサードで考えていきたいなと思ってます」
◯スペインに行きたいと言って真鶴になったわけではない？
「違います（笑）」
◯最後にPRをお願いします。
「松井玲奈セカンド写真集『ヘメレット』。見る写真集ではなく読む写真集になっていますのでみなさん読んで楽しんでください。よろしくお願いします」
◯総選挙の意気込みは？
「とりあえずがんばるとしか言えないので、がんばっていけたらいいなと思います」
写真集『ヘメレット』は絶賛発売中！
※松井の『乃木坂46』イベント初参加の模様はコチラ！
