アイドルグループ『9nine』の“うっきー”こと佐武宇綺が3月23日、東京・新宿ピカデリーで開かれたアニメ制作スタジオ『ボンズ』の15周年を記念したイベント「『ノラガミ』『スペース☆ダンディ』先行上映会 ～ご縁がありますじゃんよ～」に登場した。
アニメ『ノラガミ』『スペース☆ダンディ』を制作する『ボンズ』15周年を記念し、双方の最終回が大スクリーンで上映され、それぞれのキャストや監督がトークを繰り広げるというイベント。『ノラガミ』からはタムラコータロー監督、雪音役・梶裕貴、伴音・真喩役・今井麻美、ラボウ役・櫻井孝宏が、一方の『スペース☆ダンディ』からは渡辺信一郎総監督、ダンディ役・諏訪部順一、そしてQT役の佐武の出演となった。
この日の佐武は帽子から足先まで白のコーデで統一し登場。「緊張しすぎて昨日から寝ていないんです」と明かしつつ、先に行われたフォトセッションでは、諏訪部に合わせ、親指を立てながらとお茶目な様子を見せる。
『スペース☆ダンディ』シーズン1の最終回となる13話『掃除機だって恋するじゃんよ』の主人公はここにに来てなんとQT。QTの淡い恋、さらにはド派手なアクションなどが描かれ、本作で声優として初レギュラー出演となる佐武には腕の見せどころとなる回に。
佐武は「QTはロボットですが、13話では人間らしく感じる回でした。初恋の甘い感覚やほろ苦い思い出などを感じてもらえれば」と、コメント。諏訪部は「まさかのシーズン1の最終回はQTかと」と、ぼやいたが、なぜこんな心温まる回が今回の上映となったのかについては、渡辺総監督から「『ノラガミ』の視聴者に無理やり『スペース☆ダンディ』を観てもらおうと」と、本当かウソかわからない発言が飛び出すことも。
印象的な回については、諏訪部が永井一郎さんの出演した回のことを回想しつつ、「現場はいい掛け合いができていて、毎回楽しくできています。全部が僕にとっての宝物です」と、話すと、佐武が乗っかり、「毎回宝物です」とほほ笑むと、諏訪部が「真似するなじゃんよー」とダンディ調でツッコむことも。
渡辺総監督も、本作のプロダクトの部分を語り、「最初にこの作品のキャスティングをした時に、諏訪部さんや吉野さんの他に、これからの人も入れたいということで、初レギュラーの佐武さんにお願いしました」と言うと、これに佐武は大感激。続けて渡辺総監督は「13話まできて、QTが巨大化してちょっと泣きそうになるんですよ。QTここまで成長したな、ワンクールやってきてよかったなと思いました」と、目を細める様子を見せていた。
最後に、佐武は「こうやって、ボンズさんの作品をみなさんすごく愛してくださっているのが、伝わってきました。出演できて光栄です。『スペース☆ダンディ』は私にとってかけがえのない作品です。総監督にすごく嬉しい言葉を頂いたので、みなさん今後ともよろしくお願いします」と、胸いっぱいな様子を見せていた。
