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中居正広「バラエティって非常に残酷」タモリから抱きしめられ感謝の思い出【スピーチ全文】

 人気アイドルグループ『SMAP』の中居正広(41)が3月31日生放送された『笑っていいとも!グランドフィナーレ 感謝の超特大号』(フジテレビ系、午後8時~)に出演し、タモリ(68)へ向け、感謝のスピーチを行った。

 番組終盤にコーナーとして行われ、『SMAP』香取慎吾や草なぎ剛、『とんねるず』、笑福亭鶴瓶らがメッセージを伝えることとなった。中居はレギュラー歴20年となる。

 ■以下全文
 中居:タモリさん、32年間、おつかれさまでした。

 僕が「いいとも!」に携わる、ちょうど、この2014年の4月でぴったり20年になりました。振り返ってみますと、94年の4月。まだ、有名でもないですし、ジャニーズのアイドルをして人気なわけでもなかったですし、知名度もなく、まして、マネージャーさんとかもいない、僕らを、まずレギュラーとして、迎え入れてくれて、まず、深く、感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

 やっぱり、バラエティって非常に残酷なものだなと思っています。おかげさまで、歌もやらさせてもらって、お芝居もやらさせてもらって、バラエティもやらさせてもらって、歌の世界というのは、ライブをすれば、最終日というのがあって、ドラマもクランクアップがあって、映画もオールアップがあって、なんか、始めるときに、終わりのゴールに向かって、それを糧にして、進んでるんじゃないかなと思います。

 でも、バラエティは、終わらないことを目指して進むジャンルなんじゃないかなと。覚悟を持たないといけないジャンルなんじゃないかなと、「いいとも!」に出させて頂いたことをきっかけに、僕は、バラエティを中心に『SMAP』をやらさせてもらおうかなって。

 非常にやっぱり、バラエティの終わりは寂しいですね。ほかのジャンルは評判がよかろうが、悪かろうが終わりがあるんですけれど、バラエティって、ゴールないところで、終わらなければならないので、こんなに、残酷なことがあるのかなと思います。

 当時、俺と香取で本当に何もできなかったんですね。きょうはこれをやろうって言って、何もできなかったんですけども、でも、番組をタモさんをアシストすることが、楽しい番組を娯楽を提供する1つのことだというのを、僕は学びました。

 残念ですね。こんなに残念なことはないと思います。さっきも話しましたが、タモさんは、怒りもしないですし、褒めもしてくれない方でしたけども、ここ、ようやく2年、3年、4年前から、タモさんとご飯を食べにいけるようになり、あるとき、お酒を飲んだ時、タモさんが酔っ払ったということもあったんですけども、僕のこと優しく抱きしめて、優しく頭をなでて、「中居、俺お前に感謝してるからな、本気で感謝してるからな」って、言ってくれたのがすっごく、すっごく嬉しかったです。

 いまこんな形で、ジャニーズとかバラエティとか普通にやってますけど、本当に、「いいとも!」僕と香取出させてもらって、ジャニーズのバラエティとか知らないなか、こんなチャンスを与えてくださってありがとうございました。

 20年間、けがしたり病気したりして休んだこともありました。いろんなことがありましたが僕は20年間、アルタに通い続けました。ある人は、お正月になったら1年に1度休んでいる人がいて、なんでこの人、1年に1回ハワイに行くたびに、毎年、毎年、休みやがって、特大号のモノマネで自分がウケなかったからって、不参加になって、誰かと比較するのは好きではありませんが、僕は20年間、本当に休むことなく、サボることなく、私的なことを除いて、しっかりと全うできたと。

 タモさんが20年間、成人式だから、もう卒業していいんだよと、おっしゃってくれているんじゃないかなと、勝手に解釈をして、今後も「いいとも!」のレギュラーとして、胸を張って、「いいとも!」をずっとやってたんだよと恥じないように今後も、バラエティ、ほかのジャンルを含めて頑張って行きたいと思います。

 タモさん、ありがとうございました。

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