サッカー元イングランド代表FWでイギリスのプレミア・リーグのサッカーチーム『マンチェスター・ユナイテッドFC』（以下、マンUと略す）に所属。“アンディー”の愛称で人気のアンドリュー・コールさん（42）が9日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた『アエロフロートプレゼンツ マンチェスター・ユナイテッド トロフィーツアー』キックオフイベントにお笑い芸人でサッカー通の土田晃之（41）とともに登場した。
ロシアの最大手航空会社で、2013年7月よりマンUの公式航空会社であるアエロフロートは、マンUとコラボレーションしたプロモーション活動を14年3月以降より展開していく。その第一弾として、マンUが2012－2013年シーズンの昨季、リーグ優勝を勝ち取ったトロフィーを日本で初お披露目するイベントを開催。
アンディーは、1994－95年シーズン途中にマンUへ加入。2000－2001年シーズまでの7季在籍中、5度のリーグ制覇に導いた。FAカップでも2度の優勝を経験。特に1998-99シーズンには、UEFAチャンピオンズリーグとプレミア・リーグ、FAカップを制し、3冠獲得の原動力になった。マンUでは、通算275試合に出場し、121得点（リーグ戦は196試合に出場し、95得点）を記録。まさにマンUのレジェンド選手のひとり。また、19年間の選手生活ではリーグ戦187得点とプレミア・リーグ歴代2位のゴール数を記録。
アンディーさんは、「最初にこのたびのイベントを主宰していただきましたアエロフロート・ロシア航空に心から感謝申し上げたいと思います。このような機会をいただきまして、また再び、日本に来ることが出来ました。ここ登記用にもたくさんのユナイテッドのファンがいると伺っております。今日も寒い中、たくさん来ていただきましてありがとうございます。今日の午後を楽しんでいただければ幸いです」と、あいさつ。
飛行機の移動を快適に過ごすにはどうしたらいいか問われると、「寝るしかないですね」と苦笑い。続けて、「そのとき次第ではありますが、できるだけ多く映画を観る。ゲームする、ipodで音楽を聴く。基本的に子供に返るというのがキーポイントでしょうね」と、茶目っ気たっぷりに答えて笑わせた。
時差ボケ対策は、「長距離の旅での一番の厄介です。日本に来る前には日本以外のところにも行ってまして、合計で9日間ずっと旅行しっぱなし。まだ、時差ボケ全く解消していません。アエロフロートのイベントで12日間移動しっぱなしということになります」と、引退後も世界を飛び回っている様子。
いよいよ、2012－2013年シーズンのチャンピオントロフィーが登場。アンディーが受け取って高々と掲げる。
土田は、「何でプレミア・リーグの優勝トロフィーが日本にくるんだ？レプリカじゃなく本物で、（選手たちによって）掲げられたものでしょ？すごいですよね。今日はそれを見にきた。仕事で来ている感じではない。貴重ですよ」と、驚く。
アンディーさんから、「触りたかったら触ってもいいですよ」と言われると、「えーっ！」と、驚嘆しながらトロフィーを掲げると、「以上に緊張しました。テレビでも緊張しないですけどね」と、興奮しながら語る。
トロフィーの思い出についてアンディーさんは、「たくさん思い出あるけど、（トロフィーの正面が）凹でるんです。優勝して興奮すると落とす選手がいるんです。私ではないですが、誰かが落とすんです」と、秘話を語る。
土田が「ファーガソンってどんな人ですか」と聞くと、アンティーは、「いい人ですよ。基本的には。ちょっと一瞬感情的になったり、キレたりということはありますが、基本的にはいい人ですよ」と、苦笑い。
現役の選手とも交流はあるそうで、「さいわい、ユナイテッドのアンバサダーを務めさせていただいておりますので、現役の選手と相交える機会もございますし、いろんな話も耳にさせてもらいますし、彼らのプレイ、練習を見させてもらう機会もあります」と、のこと。
ここで、サッカー日本代表で『マンチェスター・ユナイテッドFC』のMFとして活躍している香川真司選手（24）からビデオメッセージで、「日本のみなさまこんにちは、香川真司です。世界各国で行われたDHL主催のマンチェスター・ユナイテッドのトロフィーツアーの一環として今回は、当クラブの公式航空会社であるアエロフロートがイベントを計画しました。参加していただき誠にありがとうございます。マンチェスター・ユナイテッドに加入し、このような歴史と伝統があり、世界のトッププレーヤーが活躍するクラブでプレイすることが出来て、大変名誉に思っています。公式航空会社のアエロフロートが計画したこの盛大なイベントを楽しんで下さい。また、特設WEBサイト（http://manutd.aeroflot.com）でビデオや写真をお楽しみください」と、コメントが寄せられた。
土田は、「テクニシャンですし、ドリブルできるし、チャンスメイクできる。結果を出して試合にでてほしい」と、ファンとしてエールを送る。
アンディーさんはFWウェイン・ルーニーや香川について、「個人のプレイヤーがチーム全体に貢献できることはたくさんある。これからルーニーは欠かせない存在で契約更新したのは間違え選択だと思います。香川真司は、素晴らしい選手であることはまちがえないと思っております。中でもユナイテッドに来る前に（ドイツのブンデスリーグのチーム）『ボルシア・ドルトムント』で2シーズンを戦っている。そこで見事な成績を収めているわけですから、これから彼の未来は洋々だと考えています」と、太鼓判を押した。
