俳優・大泉洋（40）が12日、都内でWOWOWの連続ドラマW「地の塩」の完成披露試写イベントに、共演の女優・松雪泰子（41）、俳優・陣内孝則（55）とともに出席。大泉は「4話しかないのであっという間。滅多にない大泉洋の悪い顔や、セクシー洋ちゃんをぜひ、見てほしい」と茶目っ気たっぷりにPRした。
考古学を題材に、捏造問題、未解決事件などが複雑に絡み合うヒューマンストーリー。
世紀の大発見をしながらも、発掘現場から13年前に行方不明になっていた女子学生の人骨が見つかり、その上、捏造疑惑も向けられる考古学者・神村を演じる大泉は「いままで、陰のある役をやったことがないので、台本を読んでカッコいい！と思った」とやる気満々。真摯に考古学に向き合う神村の人柄に惹かれるシングルマザーの教科書編集者・里奈役の松雪は「かなり融通の利かない女性の役で、その空気感を出せるといいなと思って演じた」。後輩・神村の活躍に嫉妬しつつも見守る文部省官僚・沢渡を演じる陣内は、役柄にかけて「後に出てきたヤツに抜かれる屈辱は、芸能界を長くやっていると、結構あります」と笑わせた。
今回、松雪、陣内とは初共演となる大泉だが、隣に並んだヒロイン・松雪の顔を直視できない照れっぷり。「会う前はどんな方なのかなと緊張してた。クールビューティで、怖い方だったらどうしようとか。でも、お会いしたら、清楚で優しくて素晴らしい女性。（松雪のセリフで）心が救われるような気がした。（松雪に）問いつめられるシーンがあるが、あと2時間くらい、もっと問いつめられたかった」とデレデレだった。
一方、会見の随所で独特のギャグを披露し、場内を盛り上げていた陣内は「（大泉は）センシティブでフラットな芝居もいいんだなって思った。こういうメンツだと、底抜けに明るいコメディとかやってみたいね。『白鳥麗子でございます！』とか」と松雪の過去の代表作をネタに斬新な提案も。
お題にちなんで、捏造したいことについては、大泉が悩んだあげく、「せっかくここまで美しい松雪さんとお仕事しているので、松雪さんの家の前に石を置いて、熱愛発覚とか…」と照れながら話すと、松雪も「私も、大泉さんの家に石を置いて…」と同調。最後に陣内が「ボクは柄の悪いロックバンド出身ですが、最近は”ジュノンボーイ”出身と言っている。芸歴詐称できないかな？」と場内の爆笑を誘っていた。
2月16日22時放送開始。全4話。
