NO IMAGE

マキタスポーツ著書「すべてのJ-POPはパクリである」記念イベント開催!ももクロ、AKB48などアイドルも分析

マキタスポーツ著書「すべてのJ-POPはパクリである」記念イベント開催!ももクロ、AKB48などアイドルも分析
佐村河内氏のような装いでイベントに臨んだマキタスポーツ

 ミュージシャン・俳優・芸人とマルチに活躍するタレント・マキタスポーツ(44)が8日、東京・リブロ池袋で著書『すべてのJ-POPはパクリである。 現代ポップス論考』(扶桑社)発売記念イベントを100人限定で開催した。

 独自のロジックでヒット曲の謎を解き明かし、マキタ自身の曲の構造なども解説されている著書。ほかにも、アイドルグループ『ももいろクローバーZ』や『AKB48』といったあいどるんも触れており「アイドルとは終わりを愛でる芸能である」や、「ビジュアル系とはビジネスモデルである」など、J-POPにかかわるものをさまざまな目線から分析している。

 イベント前に会見を開いたマキタは、「僕が長らく、歌謡曲とかJ-POPとかを研究してきた1つの成果です」と、本作を説明。

マキタスポーツ著書「すべてのJ-POPはパクリである」記念イベント開催!ももクロ、AKB48などアイドルも分析
著書の発売記念イベントを開催!

 続けて、「もう一つは僕は、作詞・作曲モノマネというのもやっていますが、その作り方とかも、詳らかに、表現の仕方なども書きました。僕みたいな普通の人間でも、こういうやり方をすれば、おもしろおかしく、自分を演出することや表現することが可能ですよということがいいたかった」と熱弁しつつ、「僕は偉そうに書いていますけど、音楽理論は分かりません。楽譜も作曲家の佐村河内守さんみたいに読めません。ですが、僕なりに、澤村号さんが描いた図表みたいに、やり方があって、そういうものをやろうとしたとき、ゴーストに頼らずとも作ることが可能と」と、時事ネタを交え報道陣の笑いを誘うことに。

 インパクトのあるタイトルだが、これは、「一番遠くに届く本にしたいなと思って、そのままズバリ、パーンと言っちゃった方がいいのかなと。地方のイオンモールにも置かれたい」との願いが込められたものだそうで、「パクリであるといっても、僕はそれを否定していません。大体人が好きってものは似てますから。ただ、それをそのままやるということではなく、それなりに工夫すれば、オリジナリティーが出せる。だからマネるところから始めて、そのマネ方が入ってます」と、本書のPRも絡めて話すことに。 

マキタスポーツ著書「すべてのJ-POPはパクリである」記念イベント開催!ももクロ、AKB48などアイドルも分析
佐村河内氏の格好で現れ…

 自身はパクリはないのかと問われると、「僕はパクってますよ。みなさんも何かしらパクっていると思います」と返しつつ、「パクっているから悪いというより、どっちのほうが芸があるかと考えたほうが有意義なのではないかと思っています。『似てる、アウト』とかどこの立場から言ってるんだよと思って」と、持論を展開した。

 佐村河内氏に本書を勧めたいというマキタに、「今後、佐村河内さんが頑張って世に出てくることがあったら、僕とタッグを組んでみませんかと言いたい。もし組んだらまず何をするか?まずは、キャッチボールをしたいです。佐村河内さんは楽譜とか読めないんですよね。でも出回っている設計図を見てビックリしているんです。ただ、別のまずい方法で世の中にでてしまったのが大問題で、もしリスタートしたいとかいうんだったら面白いじゃないですか。すごく踊ってもらいましょうかね。タイトルは『懺悔』という感じで」と、冗談混じりに話す。

マキタスポーツ著書「すべてのJ-POPはパクリである」記念イベント開催!ももクロ、AKB48などアイドルも分析
丁寧にサインするマキタ

 すると、「ゴーストはいない?」との質問が飛び、「僕自体にはいません。そう言いつつ、僕のWikipediaの情報が後で書き換わっているかもしれませんが。そんなことはありませんよ」と、ニヤリと笑みを見せる様子も見せていた。

 本書の印税はどうするかとも話が振られると、「いきなり生臭い話ですね」と、苦笑いしつつ「僕、単価が低いんですよ。きょうも時給で働いています」と、ウソかホントかわからないことを話しつつ、「印税は期待したいですね。活字にするというのは大変んでした。合宿やったりとか、遅々として進まなかったんです。編集者と膝をつめたりした結晶なので、印税は期待したいですね」と、しみじみと話していた。

 ちなみに、師匠のビートたけしに本書の報告をしたかと問われたマキタは、「まだお渡ししていません。『お前は器用なところがあるから、もっとバカバカしく突き抜けた方がいい、小さくまとまるな』と言われたことがあります。昨年末にお会いしましたが、今度は本を持って行こうと思っています」と、エピソードを交えて話し、「その言葉を胸に活動していますけど、コントロールがきいていないかもしれません(苦笑)たけしさんのマネはできないし、憧れはありますけど、マネをしても仕方がない。エッセンスは頂きますけど、たけしさんみたいに出版社に殴りこんだりできないですし、夜中にバイクに乗って“お姉ちゃん”に会いに行くというのもできないですけど、姿勢の部分は応用したい」と、過去のたけしの事例を引用しつつ、語っていた。

 サイン会には佐村河内氏のようなカツラや装いで現れつつ、ファンに丁寧にサインに応じていた。

 著書『すべてのJ-POPはパクリである。 現代ポップス論考』は1200円(税抜)で好評発売中!

マキタスポーツ著書「すべてのJ-POPはパクリである」記念イベント開催!ももクロ、AKB48などアイドルも分析

マキタスポーツ著書「すべてのJ-POPはパクリである」記念イベント開催!ももクロ、AKB48などアイドルも分析

広告