映画『ラッシュ／プライドと友情』（監督：ロン・ハワード／配給：GAGA）ジャパンプレミアが30日、東京・有楽町マリオンで開かれハワード監督（59）、クリス・ヘムズワース（30）、ダニエル・ブリュール（35）が登壇した。
『ダ・ヴィンチ・コード』などで知られるハワード監督が1976年、F1黄金時代、直感型のドライビングテクで才能を発揮するジェームス・ハント（マクラーレン）と冷静でコンピュータのようなレース運びを誇るニキ・ラウダ（フェラーリ）、2人の天才レーサーのトップ争い、友情、事故、復活などの人間ドラマを描いた作品。本作ではKinKi Kidsが日本語吹き替えを務め、クリス演じるハントを光一が、ダニエル演じるラウダを剛が声を当てることでも話題となっており、2人が映画の吹き替え声優を務めるのは本作が初となる。
一般にも公開で行われたレッドカーペットでは3人の登場に会場は騒然！黄色い大声援が飛びつつ、3人でファンからのサインに応じるなど、盛況となることに。その熱気のまま舞台あいさつへ。客席の間を縫って、ファンと握手しながらの登壇となり、ファンをメロメロにさせつつスタート。
初来日となるクリスは、「素晴らしい滞在で楽しんでいます。相撲の千穐楽を観ましたけど、楽しませてもらいました。相撲のプロになろうかなと思っています。入れてくれれば」と冗談も飛ばすなど、だいぶエンジョイしているよう。ダニエルは2007年以来の来日となるが、「浅草の浅草寺に行きました。食ですよね。僕はベルリンにレストランを持っているんですが、食に興味があるので、日本の食が楽しみです」と、語ることに。
ハワード監督には、本作のテーマを問うと、「珍しい作品に仕上がったと思います。2人のレーサーのライバルとして競争しあうことで、お互いに発見があって、そういうヒューマンドラマをみなさんに伝えたいと思っています。その中に、華やかなF1の世界があって、体感して頂きたいと思っています。70年台の雰囲気も感じてもらえたら」と、思いを語った。
ほかにも、ダニエルに自分とラウダの共通点を問うと、「共通点があまりなかったんで、近づけるように努力しました」といい、ラウダ本人にも話を聞きにいったそうで、「彼はオープンな人で、今回、ニキさんと良い関係を築けた。尋常ではない人生を送っていますが、いろんなことを伺えて、恐怖を乗り越えたこと危機を乗り越えたことなどを聞けました」と、語ることに。
一方、クリスにもハントと自分の共通点を問うと、「自由奔放なフリースピリットを持っていて、これが俺なんだという態度をとっていた。いろんなことに情熱を持っていて、これが俺のやり方だというのを持っていた。レースのみにとどまらず、パーティーも女性関係も度を越えていると思います。自分と似てるかと言われると、奥さんがいるので気をつけて言わないといけないんですが（笑）、過去はそんなことがあったかもしれませんが、いまは違います！」と、リップサービスで、ファンを沸かせていた。
日本側のプレゼンターの安藤選手から花束をプレゼントされつつ、最後にクリスから、「僕達が楽しんで、誇りを持って作った作品です。僕が経験した中でも最高の撮影経験でした。2人の人物に恋したと言っていいと思います。インスピレーションも受けましたし、素晴らしいスタッフと仕事をできたと思います。楽しんで頂ければ」と、PRした。
映画『ラッシュ／プライドと友情』は2014年2月7日（2/1・2先行上映）より、TOHOシネマズ日劇ほかにて全国ロードショー！
