
俳優の佐々木喜英(26)が26日、都内で初の単独主演映画『BRIGHT AUDITION』(監督:/配給:日本出版販売)の完成披露上映に阿久津愼太郎(18)、根岸拓哉(17)、遊佐和寿監督と登場した。
人気ファッション誌のモデルオーディションに集まった男女8人がそれぞれ自分をアピールし、華を競う−−ファッション業界ではよくある光景。しかし、編集長の奇妙なひと言をきっかけに思いよらない展開に突き進んで行く…最後に選ばれるのは誰か?

過去に共演もある3人は撮影現場そのままの和気あいあいとしたトーク。監督、編集、ガンエフェクト、VFXをこなした遊佐監督は「それぞれキャラクターを把握して演じていただいて、ひとりひとりの個性が出ている作品」と紹介。以前に監督の手がけたCG映像を体験した佐々木は「今回も本当にCGがすごい。白い紙を持ってただけなのに、それが動いている映像で写真になっている」と改めて感心した。映像にはいろいろな“仕掛け”がしてあるということで遊佐監督は「続編を作れるようにしてます」とニヤリと笑い会場を沸かせた。
思いも寄らない展開をみせる物語に阿久津は「最初の一人が“お隠れ”になってからすごいスピードで進んでいく」とその一部を明かしながら「全員が不安定のまま芝居をしていくというのがいつもと違って面白かった」と語った。根岸は「こんなに性格の悪い役をやるのが初めてだったので最初は戸惑いがありました」と苦笑い。阿久津が「普段の性格の悪さが出ていると思う」とイジると「(会場の人が)信じるから! そんなことないですよ、フィクションですから」と慌てて否定していた。
ともに俳優として活躍する3人だが、これまでにもオーディションの数々を受けてきた。テーマにちなみ印象深いオーディションを聞かれると阿久津は「サッカーボールを蹴りながらセリフを言うというのがあって、みんな下手でボールがあっちこっちに行って、スタッフさんが返してくれるんですけど…(この感じ)伝われ!」と笑いを誘った。
佐々木は「一番最初に受けたオーディションがやっぱり印象に残ってますね。友達に誘われて行ったんですけど、僕が受かって友達が落ちて。その彼は今ケータイショップの店長やってるんです。不思議ですね。もしかしたら僕が店長をやっていたかもしれない」としみじみ。根岸は「一応ジュノンボーイなんですよ」と話し、会場が「えー!」と驚くと「そんな見えないですか?」と首を傾げ「13歳の時で、なにもわからない状態ですごい緊張してて。リフティングをやったんですけど、緊張しすぎて係員の人の頭にボールを当てちゃって、やっぱりグランプリ取れませんでしたねえ」と振り返った。
阿久津は「(今でもオーディションは)緊張しますね。特に女の子と控え室が一緒のオーディションは。女の子の方が熱量がすごくて『すいません、裸足になっていいですか?』とか。そういう時とか引いちゃいますね…」と意外な舞台裏を説明。根岸が「本当にこの映画の冒頭みたいですよ」と話すと、阿久津は「結構困ったちゃんの感じの子がいますよね」と苦笑していた。また、佐々木は「町田と田町を間違えて、それで落ちちゃったことがあります」と告白していた。
『BRIGHT AUDITION』は2014年春劇場公開。また、メイキングDVD「メイキング オブ BRIGHT AUDITION俺たちのスタイル」(ポニーキャニオン)が発売中。








