2014年に新成人を迎える女優・武井咲(20)が9日、都内で行われた「ジョイフル恵利 新成人振袖ファッションショー」に登場し、同じく新成人となるモデルたちとともに美しい振り袖姿を披露した。
特注で作られた艶やかな真紅の「慶長絞り選集」の振り袖姿を披露した武井は、今年の目標を「一人旅」と二十歳の誓い。先ごろのイベントで、ネットの「wikipedia」で好みのタイプを「肉食系」と書かれていたことを否定したが、あらためて、「グイグイくる人はちょっと」と否定し、「優しくて紳士的な人」をタイプに上げた。
レンタルブティック店『ジョイフル恵利』が、「伝統文化の着物の美しさを改めて感じてもらうとともに、新成人のみなさまの成長を祝って」開催した。
今年、『ジョイフル恵利』のイメージキャラクターを務める武井の振り袖は、「私の成人のために作っていただいた世界に一つしかない」という特注品の「慶長絞り選集」。
生地は光のある銀通しに紗綾と桜模様を織り出したものを使用。柄は江戸初期の上層階級の女性の衣装に用いられた慶長模様をアレンジした、真紅の地色に四季の花が華やかな絞りの一品の振袖。一粒一粒ていねいに数万粒を手加工により絞り上げ、刺繍、金箔などの装飾を施した絢爛豪華な匠の技による総模様で、余白が見えないことから地無し模様、地無し小袖とも呼ばれているというもの。
豪奢な振袖を纏った武井は、「20歳になって初めて着るお着物なので、気が引き締まりました。すごく嬉しかったです。好きな柄とか要望を聴いて下さって、『絞りが好きなんです』っていうことを話たら、『お目が高いね』と(笑)。絞りはすごく大変なのに、存分に使われててすごく嬉しいです。こういう感じで作りましょうと仮で作ったんですけど、その時から総絞りで、愛情を感じてうれしかったです」と、大喜び。
武井は、「このお仕事していると思わなかったので、想像を超えている。あっというまに20歳になったなと」と、12歳の時に、「第11回全日本国民的美少女コンテスト」のモデル部門賞とマルチメディア賞をダブル受賞してからの10代の約8年間を驚きながら振り返った。
2011年から頭角を現し、ここ2年間は超多忙な芸能活動を送ってきた。昨年は新CMの女王に輝き、最高の10代で締めくくった。そして、「これからがスタートだなと、お母さんとも話てました。10代のころにやってきたことがこれからの糧になるだろうし、それと同時に責任が増えることがたくさんあるから、いままで以上にていねいにやっていけるといいね」と、お正月に確認し合ったという。
20代の誓いとして、「新成人として、これからしっかり自分の夢を持って一つ一つていねいに一生懸命がんばっていきたいと思います。仕事はもちろん、遊びも一生懸命やっていきたいなと思います。楽しく20代を過ごしていきたいと思います」と、抱負を。
具体的には、「変わらず楽しくをモットーに。この仕事が好きで、やれていることに幸せを感じながら。役柄の幅も増えるけど、やれなくなる役とか学生の役のように減っていくものもあると思いますけど、知らない世界に飛び込むという感じでワクワクしています。母親役やってみたい。早い?でもそういうことじゃないですか。お母さん役ができていく年齢になっていくので。子供と一緒に撮影したいです」というと、報道陣も「いくらなんでも早過ぎ」と、ビックリ!これに武井は、「気持ちって早まっちゃうんですよね」と、イタズラっぽく笑う。
昨年12月25日のクリスマスに20歳になり、家族でおいわいしたそうだが、さっそくお酒を初体験。「生まれた年のワインで乾杯」したそうだが、そのお味は、「『ウッ』ていう感じでしたね。けっこう渋かったです」と、感想を語った。
これから新成人になってやりたいことは「一人旅」と「語学の習得」。その理由は、「もっともっと(自分の)世界を広めてみたい」からで、「自然とか綺麗な風景を見てみたい。海外なら、街並みがきれいなのでヨーロッパに行きたいです。あと、雑誌を読んでいて、アイスランドのオーロラの写真を見て。人生で一回は見たいな」と、雄大な自然に思いを馳せた。
報道陣から、「2人旅は?」と振られると、「恋愛ものの映画とかやっていると、『同じ景色でもちょっと違って見える』というのがあるので、そういう感覚を体験してみたい」というと、「今年っていうのは?」と、恋人探しも期待されるが、「そういう目標は作らないですね。出会いは縁やタイミングでくるものなので待ちます」と「待ち」を強調した。
そこで、先日行われたイベントで話題にもなったWEBサイト「wikipedia」での「肉食系(男子)大好き」と書かれていたことを否定した話題を念頭に、「やっぱり肉食系?」と振られると、「グイグイ来たらあれなんで、優しく紳士的な人がいいです」と、あらためて否定した。
また、語学習得は、「韓国語の勉強を去年してきましたけど、毎日10分でもしていかないと覚えているものも忘れてしまったり、意欲も減ってしまったり、残念な気持ちになる。今年は、英語と韓国語を少しの時間でも毎日続けられたらいいな。今年1年でどれだけ話せるか。一人旅行くには、自分で話さないといけないからシッカリ勉強していきたいな」と、たかった。
イベントには名古屋出身の武井が大ファンというプロ野球『中日ドラゴンズ』のマスコットのドアラが駆け付け、花束をプレゼント。武井が「大好きな人」というだけあり、ドアラを見ると目がなくなるほどの20歳の素顔がこぼれっぱなし。そして、ドアラに向かって、「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。大きい(花束)ありがとう」と、感謝。
今年の中日に関して、「楽しい試合を見せてほしいです。テレビでみているので。この人があっちにいっちゃったのということもありましたけど、私は変わらず中日ドラゴンズを応援しているので、名古屋を盛り上げてほしいなぁと思います」と、井端弘和選手(38)が『読売ジャイアンツ』に移籍したことはショックだったようだ。
始球式については、「呼んでいただけるなら全然行きます」と即答し、肩を揉む仕草をしたり、軽く腕を回す仕草をし、「肩を作り過ぎちゃって本番失敗しないように」と、やる気満々で応えた。