ミュージカル『AMNESIA』（演出・脚色・歌詞：吉谷光太郎）ゲネプロが8日、東京・銀座博品館劇場で開かれ、栗原吾郎（17）、畠山遼（22）、小林涼（23）、井澤勇貴（21）、磯貝龍虎（26）がゲネプロを前に報道陣向けに囲み会見を開いた。
アイディアファクトリー（オトメイト）より2011年8月に発売されたPlayStation Portable用乙女ゲームが原作。異例の大ヒットを記録し、今年1月にはアニメ化がされた人気作がついにミュージカルとなった。登場する5人の“彼”は原作イメージに沿ってキャラクターの等身や身長差までこだわって選ばれたり、5通りのエンディングが用意され、毎公演ごとに目が離せないという特徴を持った作品となる。
舞台衣装に身を包み、報道陣の前に現れた5人。初日を9日に控え、栗原は見どころを「原作が恋愛シミュレーションで、5つの並行世界で、主人公といて付き合っていくというのを、ミュージカルでどう表現するのかというところだと思います。どんな感じで表現できるかというのを期待して頂ければ」と、アピールすると、「お客さんを飽きさせないというか、公演中丸々楽しめるワクワクドキドキさせる舞台にしたいと思います」と、笑みを。
磯貝は、「ダンサーさんとかでいろいろ心情の表現をしていくので、表現などを観てほしいですね。舞台に引き込まれる感覚を観てほしい」と、さらなる見どころを口にし、小林は「5人それぞれの恋愛模様を表現しているんですけど、違った楽しさがあるのかな」と、続けた。
昨年12月の製作会見（参照記事：http://japan-newslounge.com/archives/107055）から約1ヶ月となるが、これまでのけいこについては、「畠山くんが空いている時間に（演技の）合わせをするんです。それで主人公の女の子にセクシーに迫るシーンがあって、顔が近くなってというのがあるんですが、（練習中に）本当にキスしてきたんですよ！その芝居に付き合った相手とかにもしてて、井澤くんと畠山くんはキスしているんですよ」と暴露すると、井澤は「巻き込まれてる」と、苦笑い。それを見ていた磯貝は「いろんな世界があるんだよ」と、生温かい目をしながらコメントすることも。
そんな、和気あいあいなメンバーでの舞台となったが、出来については、衣装の原作の再現率が高いことや、井澤から「曲がものすごくいいので、情景に合った振りとか、ダンサーの振付師に付けてもらった振りがあります。観てからのお楽しみですが、ソロもありますよ」と、ダンスに自信を見せる。
最後に栗原から「どのルートを選ぶのかはあなた次第なのでよろしくお願いします」というと、磯貝は、「細かい演出もあったりとか、ファンの人にしか分からない演出があったり、1つ欠けたら分からないまるで時計のような感じです。お客様が主人公になったような気分で楽しんでもらえれば」と、PRがあった。
本作は9日から同19日まで銀座・博品館劇場にて10日間、全15公演で上演！
