アイドルグループ・AKB48が24時間パーソナリティを務めたニッポン放送「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」が25日、都内の同局スタジオで無事、フィナーレを迎え、AKB48の総監督として番組をリードし続けた”たかみな”こと高橋みなみ（22・チームA）が「初めての24時間パーソナリティで、どうなるのかと不安だったが、最後に一緒に歌ってくれた盲学校の生徒さんたちや関わったすべての人とつながってつくりあげたんだなと思った。すべての人に感謝」と思わず感動の涙を流した。
目の不自由な人も安心して街を歩けるように「音の出る信号機」を設置する基金を募るチャリティ番組。39回目となる今年は女性グループとして初めてAKB48が24時間メインパーソナリティを担当した。
この日、スタジオには”みぃちゃん”峯岸みなみ（21、チーム4）、”ゆきりん”柏木由紀（22、チームB）、”まゆゆ”渡辺麻友（19、チームA）、”こじはる”小嶋陽菜（25、チームB）、”きたりえ”北原里英（22、チームK）、”もっちぃ”倉持明日香（24、チームK）、”みなるん”大場美奈（21、チームB）、”みおりん”市川美織（19、チームB）、”はるきゃん”島田晴香（21、チームK）も出席。前日正午からスタートした番組は同日正午、AKB48のメンバーが、会場に駆けつけた筑波大学付属視覚特別支援学校の生徒27人とともに今年大ヒットした「恋するフォーチュンクッキー」を大合唱してフィナーレ。同日正午現在、5237万2575円の募金が寄せられた。
大役を果たしたたかみなは「（番組は）今年で39回目。私たちの生まれる前からある企画。『AKB48の歌に元気をもらっています』という声をいただいて、震災の後も「誰かのために」プロジェクトを立ち上げたが、続けることはむずかしいしけれど、大事なこと。私たちもこの番組がきっかけでいろんなことを知ることができたので、それを次の世代に伝えていけるように継承していきたい」としみじみ。「今回やってみて、自分たちにもできることがあるんだなとわかったので、もし叶うならば、来年も全力で走り抜けたい」と次回にも意欲を見せた。
番組中は当然のことながら睡魔に襲われる時間帯もあったそうだが、ゲスト出演したAKB48総合プロデューサー・秋元康（55）に睡眠の邪魔をされたそうで、「秋元さん、テンションが高すぎて、私寝られなかったんですよ。ホントなら2、3時間寝られるはずだったのに、（秋元が）指原（莉乃）に対するクレームを結構、楽しくしゃべった結果、1.5時間しか寝てない」と恨み節だった。
また、”ぱるる”こと島崎遥香（19、チームB）が米映画情報サイト「TC Candler」の「世界で最も美しい顔100人」で56位に入ったが、報道陣からそのことについて問われたたかみなは、「いきなりそっち!?全然方向違うな…」と一瞬戸惑いつつも「島崎はアイドルとして全く違った存在。『“ぱるる”だよ』というのがキャラとして確立しているので、そういうのが続いていくと、AKB48も続いていくのかもしれない」とエールを贈っていた。
