タクティカルアクションゲーム『戦国無双』シリーズ10周年発表会が6日、都内映画館で開かれ、さまざまな情報が解禁された。
日本の戦国時代を舞台にさまざまな武将を操作し、群がる敵をなぎ倒す爽快感が味わえる本シリーズ。株式会社コーエーテクモゲームスから2004年2月に発売され、続編などを含め580万本のセールスという人気を見せている。
まずは、2014年3月20日にPlayStation3、PlayStationVitaで発売されるナンバリングタイトル最新作『戦国無双4』の発売について。2009年12月の『戦国無双3』以来約4年ぶりとなる本作の初公開というPVが流され、新キャラクターの真田信之、大谷吉継らが参戦し武将が50体を超えることが明かされることに。
これまでの1人1人の物語から地方編と天下統一編を軸に章立てに変更され、これまでに描くことのできなかった合戦や武将の活躍が描かれるという。予約特典には『戦国無双4』オリジナルマイクロファイバータオルもつくといい、2014年1月から放送されるV6岡田准一主演のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』関連のアイテムが制作中とも。
さらに、2014年3月に『戦国無双SP ~真田の章~』と題し、アニメの放送も決定。鯉沼久史プロデューサーによると「1時間くらいにわたってやっていく予定です」と、尺を明かすことも。このことを記念し、真田幸村役・草尾毅、石田三成役・竹本英史、直江兼続役・高塚正也が登壇した。
草尾はアニメ化に「ついに来たかと。最初に戦国無双というシリーズが始まって、そんなことがあると思っていなかった。6、7年前から次はアニメ化と、準備できていたので、やっと念願かないました。ゲームとアニメで差をつけるわけではないですが、気を引き締めて行きたい」と、気合を。
竹本も鯉沼プロデューサーに以前から飲みの席で直訴していたそうだが、「ミニキャラあるじゃないですか、かわいくてそこからやろうと言ってたら、そこを飛び越えて、作ろうとしているから気合が入りますよ!命を吹き込みたいと思っています」と、こちらもやる気満々。
アニメの衣装は『戦国無双4』の衣装になるといい、幸村を見た草尾は、「新鮮な感じというか、ゲームとは違った印象を受けますよね」と、しみじみ語った。
アニメが『真田の章』とあるだけに、戦国無双4から登場する幸村の兄・真田信之も出演する。声は小野大輔が当てることも明かされ、小野はビデオレターを通じて「歴史のあるシリーズに参加できて嬉しく思います。真田幸村のお兄さんの信之ということで、そこまでちゃんと知らなかったので、あらためて史実で当たったりして勉強しましたね。10年の歴史があるので動く絵になって、歴史が動く瞬間じゃないですか。そこに参加できるのが嬉しい。精いっぱい表現したい。この作品のアツさというのをファンの方々からのメッセージで感じています。真田家は熱い血筋です。熱血ってこういうことなのかなって思っていて、作品に注いでいきたいなと思っています」と、思いを語っていた。
ほかにも、『戦国無双4』の楽曲を黒夢が担当することなどが発表され、最後は草尾による「戦国無双10周年!武士の生き様!ここに示さん!」と掛け声で、勢いづけていた。