俳優・阿久津愼太郎（18）が、若手俳優集団『D-BOYS』10周年を記念し、事務所の先輩である城田優（28）、瀬戸康史（25）とともにそれぞれ15分のショートフィルムの“監督”に初挑戦した。
10周年の「10」をキーワードに、「15分」というドラマの尺と「ワンシチュエーション」という設定のみという条件の下で作品に挑むという企画。『D-BOYS 10th Anniversary Projectショートフィルムフェスティバル』と題し2014年1月25日に3人が登壇するあいさつつきの劇場公開を予定。さらに同年1月24日深夜1時34分からABCローカルでは約2時間番組として、そのメイキングに完全密着し、ドキュメントとともに、完成した3作品を上映する予定という。
『10分な学級会』と題し、阿久津と同じ高校生3年生を描く青春学園ドラマ仕立てな作品。撮り終えて、「とりあえず安心しました。ホントに1つの作品になって良かったなと。今回真っ白な紙に自分でこういう物語を書きたいっていう、ホントに何もないところから始めたので…。それが映像になって、音楽が付いて、こうして15分の作品になっていったのが凄く感動しました！」と、胸をなで下ろす。
初監督ということには、「面白かったです！監督はやりたいことの一つだったのですが、まだ相当先になると思っていました。それが高校3年生の18歳でできて、いい経験になりました。その機会を与えて頂けたことにホントに感謝しています」と、プレッシャーより喜びがあったという。
監督をしてみて、「一番は監督を孤独にさせないことが大事ということ（笑）。監督はホントに孤独だなと気づいたので、これからは寄り添ってあげたいなと強く思いました」と発見したことを語りつつ、「いろんな感情のシーンが演出によって、“こうやったら際立つな”とかがわかったので、それは今後も活かせるなと」と、俳優業でも勉強になったという。
作品のこだわった部分へは、「とにかく“18歳の自分にしかつくれない作品を創りたい！”というのが一番の思いでした。そこをめがけて自分が今表現したいことを役者の皆が表現してくれた感じで、それができたのが良かったなと思います。あと裏テーマで、『萌え』というのがあったんですけど、そこはもうこだわりましたね（笑）。衣装とか小物とかにもとことんこだわったので、そちらもお楽しみ頂きたいです」と、自身の世界観もばっちり盛り込んでいるのだとか。
見どころについては、「今回は、登場人物それぞれが人生や悩みを背負っています。彼らが今の高校生の思いをリアルに表現しているところが、受験生にはすごく響くと思うし、大人の方が見ても結構いいねと言って貰えると思います。学園ものではありますが、もっと幅広い世代に見てほしいです」と、語っている。
ファンへは、「今回監督をさせて頂いて一番嬉しかったのは、ブログで告知をさせて頂いた時に、ファンの皆さんから阿久津の作品だったら面白そうとか、阿久津の作品ならぜひ見たいという声をたくさん頂いたことです。そんな期待に応える作品を自分ではつくれたと思っているので、もっともっとこの輪を広げて、なるべくいろんな方に見てほしいなと思います」と、これからの監督業にも意欲を見せつつ、本作の萌え度については、「萌え度は120％です！（笑）。阿久津がつくっているんですから萌えない訳がありません。そこは楽しみにしてほしいですね」と、自信の程を見せている。
