NHKは3日、2015年の同局の大河ドラマは、幕末に活躍した思想家・吉田松陰の妹、文(ふみ)の生涯を描く『花燃ゆ』に決まり、女優の井上真央(26)が主演を務めることを発表した。
『花燃ゆ』は、松陰が開いた『松下村塾』に入門した久坂玄瑞の妻となる文が、幕末の動乱の中、力強く生き抜いていく姿や、松陰の志を継いだ若者たちの青春群像を描いたドラマ。
11年放送のNHK連続テレビ小説『おひさま』でもヒロインを演じている主演の井上は3日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた『花燃ゆ』制作発表記者会見に出席し、「幕末の思想には今に通じる教えや哲学があった時代だと思うので、歴史に関心のない方でも身近に感じられるドラマになると思います。文さんがどんな人物なのか、しっかり勉強しながら激動の時代を生き抜いた芯のある女性を演じていきたいです」と、抱負を語った。
『花燃ゆ』は来年の8月から撮影が始まり、再来年の1月から1年間放送される。
