女優・鈴木京香（45）が11月22日、都内で初エッセイ『丁寧に暮らすために。my favorites A to Z』（講談社）の出版記念講演会を開催した。
女優生活25年の節目に出版することになった本書は鈴木の気持ちの良いスタイル、お気に入りの手料理、ご自慢の手土産、行きつけの店、休暇の過ごし方やコレクションなど、鈴木にとっての「好き」を集め独自の視点でつづられているほか、鈴木が撮影した写真も豊富に掲載されている。
講演を前に少々緊張の面持ちながらも黒地に花柄というシックなワンピース姿で登場すると「エッセイが好きで『いつか書きたいな～』と憧れていた思いが形になりました。何よりも自分がうれしい。1人でも多くの人に読んでもらいたいです」と出版の喜びの声を。
12月には三谷幸喜氏演出の一人芝居『声』の上演も控え、忙しいさなかでの執筆となり、「合間を見つけて少しずつ書いてきた。自分の考えがまとまっていく喜びを感じたし、書いている時は楽しかったですね。セリフを覚えるほうが難しい」と、充実した日々を振り返る。
本作品の執筆・校正をすべて自身で行い「まさか自分で書けるとは思っていなかった。自分が自分の正直な1日1日をきちんとした文字で残せたらいいなと思いまして、25周年の今に出版したいという思いもあって書かせていただきました」と、初エッセイの制作に充実感をにじませた。
エッセイには故郷・宮城のことについても触れており「思った以上に田舎のことが出ていますね。震災以来、ふるさとからもらったものを責任を持って語り継いでいかなければいけないと思うようになった」とも。
夢が1つかない、感無量な様子だが、「楽しかった。書いてるうちに、こういうことも書けたのにというのが少しずつ出てきて、まだまだ書きたいです。それがいつになるかわからないけど。何年か後に形に残したい」と、早くも2冊目執筆に意欲を見せていた。
『丁寧に暮らすために。my favorites A to Z』は12月13日より講談社より1470円（税込）で発売！
