女優・木村文乃(26)が9日、都内で1st写真集『ふみの』(株式会社ワニブックス)の発売記念握手会イベントに登場した。
600人のファンと握手会を行った木村は、「ずっとファンで会いたかったんです。(泣いちゃって)ごめんなさい、ごめんなさい」と、感極まって号泣する女性ファンの手をシッカリと握り続ける。そして、「そんなことないですよ。嬉しいです。大丈夫よ。ありがとう」と、あいての顔をシッカリとみて、優しく声をかけ、逆に何度もお礼を言っていた。
ブルーのワンピースで登場した木村は、「とても嬉しいですし、たくさん手に取ってもらえるから出すことが出来たというのがあるので、応援してくださったみなさんに感謝です」と、ファンに真っ先に感謝の言葉を示した。
2013年1月から8ヶ月かけて撮り下ろした、“25歳の輝き”をていねいに紡いだ一冊。降りしきる吹雪の中で行った厳しい冬の撮影に始まり、桜の木の下で温かい笑顔に包まれた春、また夏には海辺で少女のようにはしゃぐ様子、一転、大人の女性を意識したしっとり浴衣姿も披露している。
8ヶ月という長期撮影の写真集について、「私の素が詰まった素敵な写真集です。長い時間かけて撮っているので、最初の頃は、こうでいたいという気持ちを強く持ちすぎていた自分から、ありのままの私でいいんだ」という風に変わっていく姿が詰まっているという。
お気に入りのカットは、「観てくださる人たちとリンクしたいというのがあって、観た時に深呼吸していたただけるんじゃないかと思って、このカットが好きです」と、千葉県の田んぼの中で撮影した1枚をピックアップ。
田んぼのあぜ道に入っていき、「背伸びをして」と言われたわけではないのに、自然とそんな気持ちになり、背伸びをしてしまったという素の感情から出たものだという。
エピソードとしては、夏のスイカを食べているカットで、「本当にすいかを食べながら撮っていたんですけど、タネのやり場に困ってしまって、足元に水をはった桶が用意されていて、そこにタネを落としていたので、よーくみないで」と、照れ笑い。
今回の写真集の出来は、「次があるかそれで最後かもわからないということから、みんなでこうしたいというのがギュッとつまっているので120点」と、充足感を口にした。
また、今後やってみたいこととして、「自分であることの楽しさを写真集で知りました。遺跡が好きなので遺跡巡りや電車での移動が好きなので、とことん電車に乗りつくすなど、いろんなところに行ってみたい。友だちと行きにくいところに、(1人で)行くことによって、自分と向き合ったり、新しい自分の一面を知れたらなぁ」と、自分探しの旅をしたいという。
木村は、2011年4月に『ちふれ化粧品』のCMで注目を集め、今年7月に『NTTドコモ』のCMで桑田佳祐の相手役を務め人気急上昇。12年のNHK朝ドラ『梅ちゃん先生』や13年4月期ドラマ『雲の階段』(日本テレビ系)に出演。
現在放送中の深夜ドラマ『変身インタビュアーの憂鬱』(TBS系、月曜日・深夜0時28分~)では、アイドルグループ『KAT-TUN』の中丸雄一(30)と共演。映画『すべては君に逢えたから「遠距離恋愛」』(2013年11月22日公開予定、ワーナー・ブラザース映画)の公開も控えている。
同写真集は、3000円(税別)で株式会社ワニブックスより発売中