今年で10回目を迎えた『D-BOYS オーディション 10th』ファイナル審査が3日、都内で行われた。“クラスのイケメンをヒーローに!？”をキャッチフレーズに全国3万人を超えるエントリーの中から、神奈川県の高校2年生・楡木直也（にれき・なおや、16）がグランプリに輝いた。また会場には俳優の城田優（27）、瀬戸康史（25）、阿久津愼太郎（18）らも登場した。
自己アピールでは特技の空手の型を披露した楡木。元気に明るい声であいさつをすると、体重の乗った力強い足さばきを見せ、色白の顔が薔薇色に紅潮した姿はまさに“紅顔の美少年”といった雰囲気。審査員をつとめた城田は「圧倒的に華がありましたね。『これまでのD-BOYSにない華だよね』と満場一致でした。ダンスやお芝居にも多いに可能性がある」と新しい後輩を絶賛した。また、準グランプリには太田啓斗（14）、谷井優貴（13）がそれぞれ選ばれた。
グランプリの他に阿久津が監督をつとめるショートドラマに出演できる『D-BOYSドラマ賞』と、雑誌『non-no』にモデルとしてデビューすることができる『non-no賞』を受賞。“三冠”を制覇した楡木は突然のスポットライトに戸惑いながらも「ありがとうございました！」と笑顔で喜んだ。
同オーディションを主催するワタナベエンターテインメントの渡辺ミキ社長も「楡木くんはとても可能性もある。芝居、ダンスと平均的にセンスを感じる。観客の投票も一番人気でした。これから活躍して、自分たちの後ろに道を作っていって欲しいです」と激奨した。
報道陣の囲み会見では「ありがとうございます。（発表の瞬間は）何がなんだかわかんない。non-no賞をもらってモデルになれるって、そこからドラマ賞ももらって、次はさすがにないなと思っていたら、そしたらグランプリをもらって。それで声が出なくて…」と緊張気味。瀬戸は「ちょっと悔しいですね」と称えながら「最初に発した声の大きさ、パワーを感じて胸に来るものがあった」と感心した。
年の近い楡木に“萌え萌え”の阿久津は「年が近くて話が合う。勝手に母親目線で本当に泣きそうになっちゃった。でも、爆発力があった。そこが魅力だと感じました」とベタぼれ。楡木からも「阿久津さんは年が近くて話が合って、僕は弟はいるんですけどお兄ちゃんがいなくて。初めてお兄ちゃんができたかな」と相思相愛ぶり。阿久津は「めっちゃ萌えますね。昨日一緒にご飯を食べに行ったんですけど、カツカレーを選ぶところは萌えました」とニッコリ。城田からは「お兄ちゃんにする人を間違えてるよ！」とツッコまれていた。
楡木は「ここまで来ちゃった以上は表紙を飾る俳優さんになりたいです」と宣言。仮面ライダーが憧れということで「日曜日も毎週観てますので、仮面ライダーから発進していきたい」と瞳を輝かせた。城田から「こういう時、すごい質問が飛んでくることがある。頭の起点をぷるっとめぐらして面白い答えをできるといい」とアドバイスを貰うと早速実践。報道陣から「彼女は？」と聞かれると「いないですね。好きなタイプは大人っぽい女性が好きです。芸能人だと…これ言っちゃっていいんですか？」と初々しく会場を沸かせた。
また、楡木は「巨人の坂本（勇人）さんがすごく好きで、かっこいいのに野球ができて、練習もしっかりしている。そういう坂本さんだからファンがついてくる。僕も練習をがんばってファンがついてくる俳優、モデルさんになりたいです」と意気込みを語った。
