
アイドルグループ『AKB48』総監督の“たかみな”高橋みなみ(22、チームA)が31日、東京・有楽町のニッポン放送で第39回『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』パーソナリティ会見に登場した。
目の不自由な方へ音の出る信号機を設置することを目的に放送され募金を呼びかけるもの。1975年からスタートしこれまでに41億4489万6111円が寄せられ、2944基の「音の出る信号機」が設置された。かつて故・森光子さん、萩本欽一、中井正広、田中麗奈、長瀬智也らがパーソナリティを務めているが、今回は『AKB48』がパーソナリティとなる。女性グループとしてパーソナリティを務めるのはこれが初(男性グループでは07年『KAT-TUN』)で、高橋は24時間通してのメインパーソナリティとなる。
今回の抜てきを総合プロデューサーの秋元康氏(55)を通じて直接聞いたという高橋は、「由緒ある番組なので39年の歴史があって、私達で大丈夫かなという気持ちと光栄という気持ちがありました」と、笑みを見せる。

24時間ぶっ通しでパーソナリティを務めることへは、「24時間しゃべり続けることができるのかなと。やったことないので大丈夫かなという不安もあるのですが、8年間AKB48で培った経験を生かして、ぜひ代表としてメインパーソナリティをやり切りたいなと思います」と、元気よく宣言。
「チャリティーと聞くと難しくとらわれがちですけど、『AKB48』らしいクリスマスを楽しんでもらえればと思っています。私の悪い部分でありいい部分である、24時間全部全力で行きたいと思います!」と、番組の構成を明快に示す様子も。
そこで、AKB48のメンバーをどの時間にどのように采配するのかとの質問が寄せられると、「若いメンバーは夜は出れなくなるので、昼の時間はフレッシュになると思います。夜はアダルトチームというか、大島優子さんとか、小嶋陽菜さんとか。できたら卒業生に来てもらえたら嬉しい」と、呼びかける。
ラジオ番組なだけに「いい声センターは決まっている?」とも尋ねられ、少し考えこむと、「自分で言うのもなんですけど私か渡辺麻友かと思います。割といい声の方ではないでしょうか」と、アピールしていた。
番組では豪華ゲストが呼ばれることでも知られているが、リクエストについては、「猪瀬東京知事とか、巨人軍の選手とか、田中将大選手に来てもらえたらなと思っています」と、大きい構想をぶち上げることも。さらに、田中選手は高橋のファンと公言していることを伝えると、高橋はなぜか小声になり「ありがたいことにそうなんです」と言いつつニヤけることも。
また、27日、体調不良のためナゴヤドームでの握手会を欠席している高橋。この日も少し声を枯らしながらの会見となったが、体調について質問が寄せられると、「少しずつ良くなってきています。クリスマスにハッピーな声を届けられるようになりたいです。寒くなる時期だけに、体調管理も気をつけなければいけないなと思っています」と、万全に仕上げていくよう。

ほかにも、『AKB48』が14作連続のシングルミリオンを達成したことに、「記録のためにやってきたわけではないですけど、すごく嬉しい気持ちでいっぱいですし。(センターを務めた)小嶋(陽菜)さんが胸をなでおろしていると思います。ああ見えてセンターのプレッシャーがあったと思うので」と気遣い、B’zの記録を塗り替えたことに「B’zさんというのは今でも素晴らしい方ですし、そんな素晴らしい方の記録を塗り替えていいんですか、という気持ちもありますし、素直に喜ばせ頂きたい」と、率直な気持ちを。
そこに報道陣が「この勢いはいつまで?」との声が飛ぶと、「分かりません!」と苦笑いを浮かべつつ、「現状維持が一番怖いです。去年の前田敦子の卒業から変化の1年だったなと。みなさんの知っている『AKB48』はなくなっているかもしれませんが、そのメンバーがいなくても、内部ではAKBはAKBだという気持ちでやっています」と、前を向いていた。
「AKB48のメンバーが遊びに来てくれるので、全員の力で成功させたい。スタッフさん、リスナーのみなさんのお声とともに作りあげたい。リスナーのみなさんと時間を共有できるクリスマスパーティーだなと思っています」と、高橋が意気込みを見せた、第39回『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』は12月24日正午から25日正午までニッポン放送にて24時間生放送!なお11月1日から翌年1月31日まで『通りゃんせ基金』を呼びかけている。


