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浦井健治 主演ミュージカル「ボンベイドリームス」踊ってみた感想とは?

浦井健治 主演ミュージカル「ボンベイドリームス」踊ってみた感想とは?
浦井健治の踊ってみた感想とは?

 俳優・浦井健治(33)が31日から東京国際フォーラム ホールCにて上演がスタートとなる主演ミュージカル『ボンベイドリームス』(演出・訳詞:荻田浩一)へ向け19日、稽古を通してみてなどの感想を寄せた。

 高度成長を遂げる一方で、眼前なる貧困という厳しい現実も存在している、インド最大の都市・ムンバイ(旧名ボンベイ)のスラム街を舞台にした人間ドラマ。スラムで生活しながら映画スターを夢見る主人公アカーシュ(浦井)が偶然スターへの切符を手にしたことで目の当りにする、光と闇。そしてその過程で彼が得るもの、失うもの、変わるもの、変わらないもの、また、変えられないもの…。1人の青年の成長譚が描かれ、インド社会の現実を写し出している作品となる。

 【19日に公開されたダンサーらによる練習風景の取材記事】

 本作のダンスを、浦井は、「夢を持つことの素晴らしさ、人とともに生きることの大切さ、そんなことをダンスからも感じられる、エネルギッシュな振り付けがたくさんあります」と、感じた思いを口にし、「各キャラクターの個性を生かしながら振り付けしていく原田さんと梅棒さん。本当に素敵です!」と、振付を担当し出演もしている原田薫とダンスユニット『梅棒』へも信頼を寄せる。

浦井健治 主演ミュージカル「ボンベイドリームス」踊ってみた感想とは?
 

 実際にけいこで踊ってみて「全キャストが稽古場で汗だくになりながら振り付けをどんどん覚えていくことで、不思議な団結感が生まれてきました。稽古後も、梅棒さんたちがみんなのためにその日の振り付けを動画で送ってくれて、復習しやすくして下さったり、本当にみんなで作っている感覚があります。その団結力が、ダンスのパフォーマンスに出てきていると思いますし、自分もそれを感じながら踊っています!」と、本番ではその団結力が前面に出そうな予感を感じさせる。

 公演を待ちわびているファンへは、「歌あり、ダンスあり、笑いあり、そしてちょっぴりビターで切ない展開もある、荻田さんバージョンの『ボンベイドリームス』!ぜひ、劇場で一緒に楽しい時間を過ごして頂けたら、嬉しいです!」と、メッセージを寄せていた。

 ミュージカル『ボンベイドリームス』は東京公演は1月31日~2月8日まで東京国際フォーラムにて。大阪公演は2月24日。15日梅田芸術劇場にて上演。

 ※記事内写真は撮影:飯田かずな

 ■Story
 主人公のアカーシュはボリウッドの映画スターを夢見る青年。彼の住むボンベイのスラム街は、再開発で一斉撤去の危機にある。それを回避しようと弁護士のヴィクラムが彼らの元を訪ね、スラム街住人を勇気づけるが、アカーシュと幼馴染のスウィーティの対応は冷ややかだ。そんな中、スウィーティは女性を食い物にする美女コンテストの会場で抗議活動をする計画をたてる。

 それを聞いたアカーシュはテレビ出演できるチャンスと、一緒に現場へ。コンテストはスウィーティたちによって滅茶苦茶に。一方、アカーシュは、その会場で映画監督を目指すプリヤに出会い一目ぼれ。そして混乱の中、撮影に来ていたTVカメラの前で、絶好のチャンスと歌い踊りだすのだった。

 その放送を観ていたプリヤの父で映画プロデューサーのマダンはアカーシュを気に入り、映画出演をさせることを決める。相手は大スターのラニ。チャンスを掴んだアカーシュは一躍人気者になり、スターへの道を駆け上がっていくのだが、そこには、大きな代償が待っていた…。

 ■キャスト
 浦井健治:アカーシュ(ボリウッドスターを夢見る青年 スラム街出身)
 すみれ:プリヤ(映画監督を目指しているエリート)
 加藤和樹:ヴィクラム(プリヤの婚約者 弁護士)
 川久保拓司:スウィーティ(アカーシャの幼なじみ ヒジュラ)
 朝海ひかる:ラニ(大女優)
 安崎求:マダン(プリヤの父 映画プロデューサー)
 阿部裕:JK(マダンの傍にいる裏世界のドン)
 久野綾希子:シャンティ(スラム街の母)
 小松拓也:サリム(スラム住民 リキシャの車夫)
 ひのあらた:クリケター(スラム住民 社会主義者)
 五大輝一:ビルダー(スラム住民 シーク教徒)
 高田亜矢子:ムンニ(スラム住民 サリムの娘)
 高谷あゆみ:キティ(映画ゴシップコラムニスト)

 ■スタッフなど
 作曲:A.R.ラフマーン(A.R. Rahman)
 作詞:ドン・ブラック(Don Black)
 脚本:ミーラ・サイアル(Meera Syal)
 原案:シェーカル・カプール(Shekhap Kapur)&アンドリュー・ロイド=ウェバー(Andrew Lloyd Webber)

 演出・訳詞:荻田浩一
 音楽監督:玉麻尚一
 振付:原田薫・梅棒
 美術:二村周作
 照明:柏倉淳一
 音響:大野美由紀
 衣裳:木鋪ミヤコ
 ヘアメイク:中原雅子
 演出助手:坂本聖子
 舞台監督:小笠原幹夫・藤崎遊
 台本翻訳:天沼蓉子
 制作:荒川ちはる
 企画制作主催:梅田芸術劇場

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