7人組アイドルグループで“アプガ”の愛称で親しまれている『アップアップガールズ(仮)』が4日、都内で行われた映画『讐〜ADA〜』(監督:白石晃士)のDVD&Blu-ray発売記念 トークイベント&ミニライブ&握手会イベントを行った。
W主演のひとり、あやのんは、「(メンバーは)大ざっぱでゴーカイな人が多いので、私がシッカリしているので面倒見なきゃいけないな」と、リーダー宣言するも、他のメンバーからはいっせいにブーイングが起こり、一瞬にして却下された。他に、こなっちゃんがなぜか、「側転やります」と、アピールするなど、個性豊かなメンバーたちが、それぞれ会見を盛り上げた。
とある進学塾を舞台に、生徒たちが繰り広げる凄惨な惨殺復讐劇を描いたホラーサスペンス。あやのん演じる模範塾生・渡辺夕子の視点で描かれたフェイクドキュメンタリータッチの「第一部 戦慄篇」と、みーこ扮する市川美保の視点で事件の裏側に迫るドラマタッチの「第二部 絶望篇」の2部構成。血なまぐさい復讐の先にあるものは・・・。
惨殺の復讐鬼となった生徒・市川美穂役を演じたみーこは、「グループとしては“(仮)”の未熟者なんですけど、映画初主演させていただいて光栄です。撮影中は、毎日がサバイバルな闘いの撮影でした。映画の中でハンマーを握るシーンがたくさんあって、ひどい表情しているんですけど、ただ怖いだけじゃなく、人間の切ない部分もえがかれているので、そこに感動してもらえれば嬉しいです」と、あいさつ。
“みーこ”こと仙石みなみ(22)と“あやのん”こと佐藤綾乃(18)がW主演に抜擢された。模範塾生・渡辺夕子役を演じたあやのんは、「主演と聞いたときにすごい不安でした。私がやっていいのかと思ったぐらいで、メンバーに相談しました。現場でも、私の演技が全然未経験だったので、経験豊富なみーこに聞いていた」と、不安いっぱいだったという。
「この世で銃とナイフが嫌い」なのに、その凶器を持って闘ったあやのんは、「自分で銃を撃った時に衝撃音が凄かった。一発目に撃ったのが採用されたので、そのリアルな反応を観ていただきたい。(最後のシーンでみーこから、)ナイフを突き付けられて脅された時には怖くて。刺さらないものだと分かっていたけど、どこかに刺さってしまうんじゃないかとおびえながら撮影していました」と、恐怖の撮影を振り返った。
W主演の2人は、映画『讐〜ADA〜』に出演して性格まで変わったという。あやのんは、「夕子はストレートに感情をさらけ出す人。自分も感情をストレートに出せるようになった。この作品が性格を変えたものになりました」といい、みーこも、「普段、怒んないよねと言われてて、見たことないと言われていたけど、この映画の中で見せちゃったので、見せてもいいかなと。ハンマーの術も教わったので、美穂の強さを生かして、怒っていけたらなと」と、最年長として、リーダーシップを発揮していくという。
すると、こなっちゃんが、「みーこのものまねしていたら、怒られた」と、さっそく、洗礼を浴びた。報道陣からのリクエストで、そのモノマネを披露すると報道陣も爆笑。みーこは、殴るマネをして、さらに笑いを誘った。
一方、“こなっちゃん”こと古川小夏(21)、“森ティー”こと森咲樹(19)、“アカリ”こと佐保明梨(18)、“せっきー”こと関根梓(17)、“まぁな”こと新井愛瞳(15)といった他のメンバーは、全員で20秒程度。ひとり0.2秒ほどの出演だった。
まぁなは、「主演の2人以外の出演時間は、1人0.2秒くらいしか映っていない。そんなメンバーで、『アップアップガールズ(仮)0.2』『アップアップガールズ(0.2)』というのを作りました」と、笑わせると、「メイキング映像では本編より写っているので、私が主役。それを目当てに観ていただきたい。ケータリングで、食い地張っていた。何杯も何杯も味噌汁飲んでいたら撮られていた」と、食べてるシーンがたくさん見られると、猛アピール。
森ティーは、「ハロプロの落ちこぼれと言われる7人が、映画の出演をいただいた。でも、2セリフしかなかった。言い方とかめちゃくちゃ考えて撮影に行ったのに、監督から『へたくそに演技して』と。感情込めて言ったんですけど、『そうじゃなくて。棒読みで言って』と言われました」と、悔しさをにじませた。
せっきーは、「本編でそれだけしか目立てなかったから、メイキングのカメラを探したんですけど、なかなか見つからず、メイキングでも0.2秒写っているかどうか。裏の方でもメイキングに写っているところを撮るためにも探していた。おにぎり食べて撮ってほしいアピールしていたんですけど、味噌汁が勝った」と、本編のリベンジならず悔しがった。
アカリは、「前半の最初の方しか出てなくて、後半は私が出てこなくて飽きちゃった人もいると思うんですけど、(DVD&Blu-rayは)巻き戻しやストップモーションで観ていただきたい。メイキングも遭遇できなかった。空手をやっていたので、(本編でのバトルシーンが)うらやましくてしょうがなかった」と、バトルシーンに参加できなかったことを悔しがった。
みなっちゃんは、「授業シーンにもセリフがないんですけど居るので、DVDを巻き戻して探してください。(DVD&Blu-rayは)私の演技に集中して観れるので、このセリフのない状態で、私がどう演技しているか観ていただきたい」と、“あなただけの主役”をアピール。
みーこは、「闘う役をやらせていただいて、サバイバルな気持ちを学んだので、アプガに生かして、負けないぞという闘志をもって上に上に持って行きたい」と、熱く語ると、あやのんは、「やられたり、やったりするんですけど、これからは、その勢いを大切にして、アイドル戦国時代の中にいるので、この映画の中での戦闘シーンを忘れずに、他のアイドルさんたちに負けないぐらい頑張っていきたい」と、意気込みを語った。
また、同作品には、『アップアップガールズ(仮)』のほか、タワーレコードが展開するアイドルレーベル『T-Palette Records』所属のアイドルユニット『バニラビーンズ』、女性6人組の清純派ヒップホップアイドルユニット『lyrical school』や『LinQ』、『キャラメル☆リボン』といったアイドルらが大挙出演していることでも話題に。
同作品はパップより、『讐~ADA~第一部 戦慄篇』『讐~ADA~第二部 絶望篇』DVDが5040円(税込)、Blu-ray が6090円(税込)で絶賛発売中