歌舞伎俳優・坂東三津五郎(57)がすい臓に腫瘍が見つかったため、新橋演舞場『九月大歌舞伎』を休演することを、26日付の自身の公式ホームページを通じて発表した。
「この度は新橋演舞場『九月大歌舞伎』を休演することとなり、座頭の高麗屋さん始め代役を引き受けて頂くことになった左團次さん、翫雀さん、橋之助さんほか関係各位の皆様、そして何より舞台を楽しみにされていたお客様には大変ご迷惑をお掛けすることとなりましたことを深くお詫び申し上げます」と、共演者やファンへ、降板へのお詫びをする三津五郎。
病気が見つかった経緯について、「これまで代役を仰せつかることはあっても、この五十年病気・怪我での入院もなく休まず舞台に打ちこめたのは丈夫な体のお陰だと思っておりました。ところが例年の健康診断を七月に受けましたところ、膵臓に腫瘍が見つかりました」という。
病状については、「早期発見出来たことは膵臓の病気としては大変幸運なことだそうです」と赤しており、「この病気の更なる検査、完治に向けての治療のためしばらく三津五郎にお時間を頂戴したく存じます」とつづっている。
さらに、「この度は急遽の降板となりましたこと、誠に申し訳ございませんでした」と重ねてお詫びした。