日本でも大人気のK-POP女性5人組『KARA』のカン・ジヨン（18）が8日、午前11時より行われたソウル市内の舞鶴（ムハク）女子高校の卒業式に出席。18日、19日に「ソウルオリンピック体操競技場」で行われる予定のKARAの単独ライブに、「クラスの皆を招待したい」と、語った。
11時のソウル市内の気温は-8.4度。
ジヨンは、チェックのベストの上に、グレーのジャケット、膝丈のチェックのスカートという制服の上にフード付きの赤いジャケットを着て、集まったファンににこやかにあいさつをしながら会場に到着。
芸能人であるジヨンの周りに同窓生が集まり、足の踏み場もない中、ジヨンは式場の前方の席に案内されると、卒業証書をうれしそうに掲げ、集まった取材陣に向かっててポーズ。式でも、終始笑顔で、校歌を歌ったり、クラスメートと話すなど、高校生最後の1日を過ごした。
式終了後には、ジヨンは3年7組の教室に向かった。3階にある教室までの階段は、少しでもいい写真を撮ろうと取材陣の激しいポジション争いが繰り広げられ、時に怒号も飛び交うなど、報道陣がヒートアップ。
そんな喧騒とは裏腹に、ジヨンは、階段を上る際も笑顔を絶やさず、途中、階段の踊り場に大きな鏡を発見するとその前に立ち止まって髪型を整えたりするなど、年頃の女の子らしい一面も見せていた。
教室の最後列の席に座ったジヨンは、高校の制服を着たのは「久しぶり」と言い、卒業後にやりたいことを聞かれると、「早生まれなので卒業してもやりたいことができない」としながらも、「ドライブがしたいので誕生日が過ぎたら運転免許を取りたい」と話した。
卒業証書以外にもらいたい賞は、「学校を輝かせたで賞」と、茶目っ気たっぷりに話すなど、日韓で人気のアイドルグループの一員という自覚も垣間見え、「担任の先生やクラスメートをコンサートに招待する」と宣言した。
また、メンバーからは、「おめでとう」のメッセージがきたそうで、「これからは成熟した大人になりたい」と、今後の抱負を話した。
この日の卒業式に唯一、日本メディアとして取材に訪れた『KRnews』が、「日本のファンにメッセージを」とお願いすると、笑顔で「本当に卒業ですけど、ありがとうございます」と少し照れながらもハッキリとした流ちょうな日本語で答えてくれた。
インタビューが終わると、担任の先生やクラスメートたちと和やかに談笑したり、写真を撮ったりするなど、韓流スター「KARAのジヨン」ではなく「普通の女子高生カン・ジヨン」に戻って、級友たちと最後の思い出づくりをしていた。
担任の金容俊（キム・ヨンジュン／54／数学担当）先生によると、ジヨンの一番の得意科目は日本語で、クラスでも成績はトップだという。先生自身も日本語を勉強しているそうで、「時々メールをやり取りするが、3分の2は日本語、3分の1は韓国語」だという。
ジヨンは、日本デビュー当初、メンバーの中で、一番、日本語が苦手であっが、このような不断の努力で、今では、会話に不自由しなくなったばかりか、バラエティ番組で、お笑い芸人たちのマシンガントークにも対応で切るまでに上達とした。
最後に金先生は、「ジヨンが日本と韓国の文化的架け橋になってくれたらいいね」と愛情のこもった応援メッセージを送った。
また、ジヨンの父カン・ゴンウクさんもこの日、卒業式に出席し、日本のファンへの感謝を述べるとともに、自らも東京でのKARAのコンサートを観覧しに行くという。
DSP関係者によると、KARAは３月の日本ツアーの前にもプロモーションのため来日するとしている。
（『芸能ニュースラウンジ』韓国特派員より）
