“第2のローラ”と呼ばれるタレントの水沢アリー（22）が25日、都内で映画『アンコール!!』（監督：ポール・アンドリュー・ウィリアムズ／配給：アスミック・エース）の公開直前イベントに、俳優の中尾彬（70）と登場した。
町一番のガンコで気難しい72歳のアーサーは最愛の妻のためにひょんなことからロックやポップスを歌う少し変わった老人合唱団“年金ズ”で歌うことになる。最初は渋々だったアーサーも一風変わったメンバーと接する内に変化が訪れる。果たしてアーサーの第2の人生は…笑って泣ける感動作がいよいよ公開。
互いに初共演というふたり。水沢は「（中尾は）『しのはねえ〜』っていうコワイイメージだったけど、ファーストコンタクトの時から底知れぬ懐の深さ。これは飛び込むしかないと思った。世間の人は誤解してるな」と笑顔。中尾が「（妻の池波）志乃もそう言ってたよ」と話すと、水沢も「志乃と同じ気持ち！」とすっかり打ち解けてた。
水沢が「お笑い芸人を目指しているタレント。女優なんておこがましくてそんな」と謙遜に語ると、中尾は「それだけ感性があるなら女優やった方がいい」と太鼓判。すると水沢は「そうだねー女優にしまーす！ なんでも挑戦したいから、どんな役でも出来る限り全力でがんばる。意外とビビリだから全然下積みのセリフの無い役から」と元気に女優挑戦を宣言していた。
作品にちなみシニア合唱団『東京バーバーズ』とともに『over the rainbow』を歌った水沢は「みんなのおかげでいい声出た。褒められて伸びる子だから」とニッコリ。中尾からも褒められると「家に帰っていいご飯が食べられそうだな！」と笑顔で語り、「自分なりには65点。ポテンシャルを全て出し切れてなかったな。まだまだ伸びしろあるぞっていう意味で65点」と笑いを誘った。
祖父と孫ほどの年齢差のふたりだが、水沢は「私のおじいちゃんは美容師さんだったんですけど、魚の目ができて引退しちゃったんですよ。全然私のおじいちゃんと違うなあ。いい歳の取り方をしたなあ」と妙なエピソードを明かし報道陣を笑わせると中尾は「新鮮に感じてますよ」と愉快そう。また、帰り際にタレントのローラについてコメントを求められた水沢だったが、戸惑った表情で会場を後にした。
『アンコール!!』は6月28日よりTOHOシネマズシャンテにて、7月5日より全国公開。
