2013年後期のNHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』ロケ取材会が24日、奈良・奈良女子大学内で開かれ、ヒロインの杏（27）、女優・前田亜季（27）、宮嶋麻衣（27）が参加した。
89作目となる連続テレビ小説。大正時代の大阪が舞台で、杏演じる東京の洋食店に生まれた人一倍食いしん坊の女の子・卯野め以子（うの・めいこ）が大阪に嫁ぎ、激動の時代を生き、愛を貫く物語。脚本家を『JIN-仁-』（TBS系）の森下佳子が務める。
17日よりクランクインし、23日からは杏の収録がスタート。物語の始まりとなる女学校時代の収録のため3人ともハイカラな和装姿でのもの。杏は「ほんとにあっという間にワンシーン、ワンシーンが過ぎてゆくのがすごく心地よい2日間でした」と、出だしは上々な様子。
ただし、これから約10ヶ月の撮影へと入っていくため、「単純に計算すると約300日近くあるうちの2日目かなと思うと、まだまだ始まったばかりかなと、ふと気の遠くなるような思いもあるんです」と気を引き締める。それでも、「とっても楽しかった2日間で、本当にキャストのみなさまともスタッフのみなさまともすごくいいチームワークを作っていけるなという確信が持てました」と、コメントも。
め以子の女学校の同級生・堀之端桜子を演じる前田は、「女学生時代からスタートしているんですけれども、監督から『“キャイキャイ”した感じを出して』ということで、そういう雰囲気で3人で楽しく女学生生活をスタートできたのでよかったなと思います」と、感慨深げ。
同じく同級生の野川民子を演じる宮嶋は、「私の役は2人（め以子と桜子）を後ろからサポートするような真面目で清楚な役ということを（演出から）教えていただきまして、（そんな役柄として）大正時代を一所懸命生きたいなと思っております」と、気合を入れた。
杏は今後について、「これからどんどんシーンを重ねていって、め以子（という役）が自分の体の中にしみていくという中で、それをいちばん体現できるロケからスタートできたということをとてもうれしく思っています。わたしも早く出来上がりが見たいですし、それをみなさまにお届けできるようにこれからがんばっていきたいと思います」と、意気込みを見せていた。
NHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』は9月30日から放送予定！
